「他力」とは、浄土宗・浄土真宗の阿弥陀信仰の教義で、「阿弥陀如来が衆生を救済する力」をいう。一方、「他力」の対語としての「自力」は、人間の身勝手な思慮や行動などである。
しかし人間の日々の一挙手一投足、一思一考も、阿弥陀如来によって動かされているのであって、
如来の智慧と慈悲(本願)のはたらきに目覚めさせられることにより救済される、というのが根本のようである。
従って、この句の「自力の他力」とは、「自力自力、俺が俺が」と言うけれど、「実は阿弥陀如来の大きな力(他力)によってあなたは動かされているのです。有難や、ああ、有難や」という意味であろう。つまり
木の葉散るああ有難や木の葉散る
キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)
ナス科キダチチョウセンアサガオ属
別名、エンゼルトランペット、ダチュラ