一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

778  忙中の閑とひたすら毛糸編む  野里女

2012年11月29日 | 

 (ぼうちゅうの かんとひたすら けいとあむ)

 「忙中に閑あり」、忙しいからこそひとときの閑が有難く感じられるのであって、「苦あって楽あり」「不幸中の幸い」なども同様で、楽なことばかりしていると楽や幸せの有難味が分からなくなる。

 この句の作者、相当の働き者のようです。折角見付けた閑に、せっせと毛糸編みに励むんですから。そこが、実にこの句の面白いところ。  

マサキ(柾、正木) ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木

 

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