一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

816  おでん屋のあるじに味の出てきたり  暢子

2013年01月07日 | 

 4,50年前と比べると暖かいのではないか、と思うが今年の冬は、平年より結構寒いそうだ。そんな寒い夜に欠かせないのがおでん。私は買ったことはないが、最近のコンビニでは、通年おでんを売っている。

 さて、この作者は、相当長い間このおでん屋に通っているらしい。通い始めた最初から、おでんは旨かったが、この店の主人は、イマイチだったのだろう。

 それが、最近ようやく主人に「味が出てきた」、という。どんな味が出てきたのだろうか。非常に興味のあるところだ。

ということは、客である作者も、いい出汁が採れる女性になっているのかも知れない。いや、きっとそうに違いない。

コメント
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