一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1705   夏の月昔骨壺今は蛸壷

2016年07月09日 | 

(なつのつき むかしこつつぼ いまはたこつぼ) 

 芭蕉の「笈の小文」に、「たこつぼやはかなき夢を夏の月」、という須磨を訪れた時の句がある。「 平家物語」の舞台でもあった須磨・明石に、人間と蛸の運命のはかなさを詠っている。

 さて、卑近であるが私の夢は、墓地を整理して、全ての骨を海に投げ入れ、たぶん蛸の住処になるであろう空になった骨壺も投げ入れることである。空しい夏の夢に終わるかもしれないが・・・・・さて、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」でも、聞いてみるか・・・・・

ホタルブクロ(蛍袋)

コメント (4)
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