一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1710   屍の役で重なり汗匂ふ   醇子

2016年07月18日 | 

(しかばねの やくでかさなり あせにおう)

 近年、世界各地でテロが頻発しているが、先週のバングラデシュのダッカ、フランスのニースでのテロ事件は、世界中を震撼させた。又、イギリスのEU離脱も難民問題が大きく影響を与えている。

 IS(イスラム国)ができたのは、アメリカブッシュ大統領のイラク侵攻が根本原因である。地球の反対側まで行って、なんとか静かにしていたイラク・シリアをグチャグチャにした。武器を売りつけ、内戦を起こさせ、多くの難民を生みだしたのだ。

 アメリカやEU諸国が、ISを壊滅できたとしても、テロは絶対に無くならないだろう。家族を殺され、家を壊され、仕事を失った数百万人以上の憎しみがあるからだ。ニースの花火大会に大型トラックが突っ込むテロ殺戮など、日本でもいつ起きてもおかしくない事件なのだから。

さてこの句、実際の戦争ではなく、舞台の上の話で本当に良かった。

数輪残してほとんど開いた。香りがすごい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする