一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1714   ただ歩くことの幸せ玉の汗   さくら

2016年07月28日 | 

 仏教では、人間には「生老病死」という四苦があるといわれているが、現代のように生活が豊かになり、物が溢れた飽食の時代になると、生を苦しみと感じないかもしれない。

 しかし、老いて病にでもなれば、今までのように目をそむけている訳にはいかない。死がすぐそこに差し迫っていると思うからだ。

 だからこそ、怪我や病気から回復したりすると、日常の何でもないことさえ、唯々有り難く幸せに感じることができるようになる。

老いたからこそ感じる幸せもある。ということは、老いも捨てたものではない。

ハス(蓮)

コメント (2)
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