一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

893  佐保姫の裳裾に触れて山笑う   侠心

2013年04月02日 | 

  佐保姫とは、奈良・平城京の東の佐保山(現在の奈良県法華寺町法華町)に宿ると考えられている春の女神のこと。白く柔らかな春霞の衣をまとう若々しい女神と考えられているそうである。

  佐保姫は、少しづつ暖かい風を吹かせ、冬眠していた動物たちや植物達を目覚めさせる春の女神である。この句、桜を咲かせ、新緑に芽吹かせる佐保姫の裳裾に触れて、山が笑ったとか。勿論それは男神の山だったに違いない。

 

ツルニチニチソウ(蔓日々草)  キョウチクトウ科の常緑蔓性植物。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 892  アルプスのアンモ... | トップ | 894  2013年3月 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事