一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2164  建売の買い手なきまま赤のまま  稱子

2020年11月09日 | 

  赤のまま(赤まんま)は生命力が強く、各地にのさばっている雑草である。新築したばかりの建て売りの庭に、あっという間にはびこってしまったのだ。

  子供たちがままごとで、この粒の花をしごき、赤飯に見立てて遊んだので赤い御飯、赤まんまと呼ばれるそうである。

 赤のままは、イヌタデ科のイヌタデ(犬蓼)が正式名。辛みもなく食べられないので「イヌ」がついたという。

 一方、刺身に添えられる紫の辛みのある蓼は「柳蓼」で、「蓼食う虫も好き好き」の蓼である。「自分にはよく理解できないけれど、好みは人それぞれだ」という意味である。

スイフヨウ(酔芙蓉)


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