赤のまま(赤まんま)は生命力が強く、各地にのさばっている雑草である。新築したばかりの建て売りの庭に、あっという間にはびこってしまったのだ。
子供たちがままごとで、この粒の花をしごき、赤飯に見立てて遊んだので赤い御飯、赤まんまと呼ばれるそうである。
赤のままは、イヌタデ科のイヌタデ(犬蓼)が正式名。辛みもなく食べられないので「イヌ」がついたという。
一方、刺身に添えられる紫の辛みのある蓼は「柳蓼」で、「蓼食う虫も好き好き」の蓼である。「自分にはよく理解できないけれど、好みは人それぞれだ」という意味である。
スイフヨウ(酔芙蓉)