一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

606  髪染めることなく暮らし更衣   勝子

2012年06月06日 | 

( かみそめる ことなくくらし ころもがえ)

 男は別として、髪にちらほら白いものが混じり始めたら、染めたくなるのが女性としての常識であろう。それを敢えて染めないのは、それなりの強い信念や覚悟が必要だ。

 アメリカには、「ロマンティック・グレー」という言葉があり、日本ではソニー会長の盛田昭夫氏が「ロマンス・グレー」として輸入し、作家の飯沢 匡の同名の小説で定着したそうである。残念ながら、これは経済力もあり、包容力もある初老の男性にのみ用いられる言葉だそうだ。

しかしながらこれは、女性であっても同様で、時々実に美しい「ロマンス・グレー」の女性を見かけることがある。

「もしかして、それも染めているのかも」ですって。もしもそうだとしたら、とっても悲しいです。

ハコネウツギ(箱根空木)  スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木


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