著者は、河合塾名物講師、大宮 理 氏。
著者が化学で大切な事と勉強のコツを中学生から高校生向けにやさしく解説されている。
この著者は、ことわざや映画など様々な物を引用しており、他の化学講師と違い、「日本語の読解力を鍛えよう」と書いている。
簡単にいうと、本を読んで日頃から日本語を読んだ方が長い目で見て、全部の教科の点数が上がるため、良いという事だ。
これを見て「!」だった。
科学者や化学の講師が自分の専門分野を見てこうしなさいという本はたくさんある。
だが大宮氏は広い視野・長期的な観点からこうした方がよいと書いている。
そのため名物講師といわれたことに納得した。
これを見るとどんな世界や専門分野にも、優れた人物はいるなと思った。
たしかに才能や努力は大事なんだろうけど、その人が心の底から「これは凄い!」「もう一度やってみよう」という心の中からやる気が起きることが重要なんだと思う。
化学者は実験をすることに楽しみや生きがいを感じる人々なのだろうか?(すると私のやる事は「!」)