世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

博物館と坦々麺

2021-06-21 10:48:19 | 日記























































































































































































































































































































































































































































































































6月の某日、博物館なる施設を久しぶりに訪れた。

新しいくなった建物は現代的で明るいイメージとなって

生まれ変わっていた。

今回訪れたのは、新館オープンの1周年を記念し

特別展示があるからだ。



この博物館は新潟県・十日町市の信濃川流域に点在する

古代、縄文、弥生時代を中心に発掘された土器や土偶、石器など

国宝を含め興味深い展示物が多い。


常設の展示は、これらの他に

この地の伝統的な織物を紹介するコーナーと

全国的に有数の雪深い地方の暮らしぶりを

過去から遡って紹介するコーナーの

大きな3つのテーマで展示されている。



今回の目玉は常設の国宝でもある「火炎型土器」と

東京国立博物館の所蔵「遮光器土偶」が並んで見られることだ。



この特別展示のユニークなのは

貴重な遺産である土器や土偶を高精細で復元する

そのプロセスと実際に出来上がったものを展示し

直に触れて体感できることだ。



館内はフラッシュや三脚を使わなければ

撮影が許されており、こういう所も嬉しいものである。



古い先人たちが残した

精緻な技と、大胆でありユニークな造形表現

その発想の豊かさと、おおらかな当時の暮らしぶりが感じられ

なかなか有意義な時間を過ごすことができた。



あまりに夢中となり長い滞在で

気がつけばとっくに昼を過ぎており

お腹も空いていたので、

この街に来るとよく立ち寄るラーメン屋さんへと足を運んだ。



この店の人気メニューである

黒胡麻の坦々麺、同行の妻は白胡麻の坦々麺を注文。

深いゴマの風味と辛さに優しいスープが魅力的である。



さて、こうした施設は地方では数少なく

私の様うな田舎に住む者にとっては、

なかなか足を運ぶ機会が少なくなってきている。

もっと身近に誰もが気軽に文化や歴史に触れ学べる施設が

あればと願うものである。



厳しいし地方行政においては、なかなか難しいことではあろうが

今一度、貴重な文化や伝統や芸術、有形無形の遺産を

後世に伝える大切な機関として、もう少し考えてもらえたらと考える。






十日町市博物館
新潟県十日町市西本町1-448-9
https://www.tokamachi-museum.jp/

【特別展示】
新館オープン1周年記念 夏季特別展
「形をうつす」文化財資料の新たな活用
開期:2021年6月1日〜7月4日









































ラーメン亭まさもと
新潟県十日町市妻有町西2-2-17











Posted by I.Tachi at June 21, 2021








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