毎日のように膨大な量のモノが捨てられて行く
モノ達の行く先は廃棄場という名の墓場。
複雑に組み込まれた部品は素材も様々。
再利用には途方も無い手間とお金がかかる。
リサイクル、リサイクルと叫ばれてはいるが
その率を考えればそう高くはないだろう。
モノを大切に捨てられない私は
何十年も履いている靴や洋服がある。
クルマも既に16万キロのメーターを刻んでいる。
自転車もかれこれ10年は乗っているだろうか。
購入の際にいつも心がけるのは、
何に使いどんな使い方をするかであり、
人の推し薦めでだけでは買わないようにしている。
そして、決して金額だけでの判断はしない。
結果、多少は値が張ることもあるが、
前述のような長い間の使用期間を考えれば
逆にお得なのである。
そのような気に入る商品というものは中々市場には少なく、
結果、買い物の機会も少なくなるという一面もある。
長く使うと愛着もわき更に捨てられなくなる。
だから、私にとって新しい事はけっして良いものではないのである。
使い慣れた愛すべきものたちの中で暮らせる事も
また、ひとつの幸せなことなのかもしれない。
注)写真はよく見かける廃品回収の集積場所です。
彼らはこれからいったい何処へ運ばれ、どんな運命を辿るのでしょうか。