世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

MONO

2013-08-04 12:10:22 | 日記




毎日のように膨大な量のモノが捨てられて行く

モノ達の行く先は廃棄場という名の墓場。

複雑に組み込まれた部品は素材も様々。

再利用には途方も無い手間とお金がかかる。

リサイクル、リサイクルと叫ばれてはいるが

その率を考えればそう高くはないだろう。


モノを大切に捨てられない私は

何十年も履いている靴や洋服がある。

クルマも既に16万キロのメーターを刻んでいる。

自転車もかれこれ10年は乗っているだろうか。

購入の際にいつも心がけるのは、

何に使いどんな使い方をするかであり、

人の推し薦めでだけでは買わないようにしている。


そして、決して金額だけでの判断はしない。

結果、多少は値が張ることもあるが、

前述のような長い間の使用期間を考えれば

逆にお得なのである。

そのような気に入る商品というものは中々市場には少なく、

結果、買い物の機会も少なくなるという一面もある。


長く使うと愛着もわき更に捨てられなくなる。

だから、私にとって新しい事はけっして良いものではないのである。

使い慣れた愛すべきものたちの中で暮らせる事も

また、ひとつの幸せなことなのかもしれない。




注)写真はよく見かける廃品回収の集積場所です。

彼らはこれからいったい何処へ運ばれ、どんな運命を辿るのでしょうか。

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