世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

茅葺の萱

2021-12-03 10:05:24 | 日記










































































































































































































































































































































































































秋の終わりに大きく成長した萱を刈り取り

大きな束にしてひと冬を過ごす。

いく年にも渡って蓄えられ

やがて茅葺屋根の材料として

葺き替えられる時を待つ。

昨今のコロナ禍で建築資材が

なかなか手に入らないという話を

建築業の方からよく耳にするが

そういう工業生産の資材とはまた違った意味で

直ぐに材料調達ができない現状がある。

長い年月をかけ

木材も乾燥をさせ建築資材としてきた。

昔は家を建てるということは

それまでに沢山の手間と時間をかけていたことを思わせる。

そうした建物はキチンと手入れされながら

百年はもつ強固な作りとなっているのだろう。


雪の中に堆く積まれた萱を見て

改めて先人の思いを知る。









Posted by I.Tachi at December 3, 2021
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬来りなば・・・ | トップ | 晴れた朝 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事