世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

Portrait

2013-11-25 13:36:09 | ねこ






















Portrait=肖像




写真の創世記には一枚を写すのに長い露光を要した。

数分間撮られる方は身動き出来ず

じっと同じ姿勢を保たなければいけなかった。

撮る方もまた真剣勝負でもあった。

撮る方と撮られる側まさに魂の対話でもある。

そのようなことであるから

時として写真は魂を取られるとも思われた訳である。



いま、手軽に撮影を出来る時代ではあるが。

映し出される像にはその人の物語や人となりが

投影された写真が本物のポートレイトなのではないかと思う。


互いに心を通じ合えた時に一枚の写真に封じ込めることが出来る。

ただカメラの前に立ち「ハイ!ニコ」ではつまらない。

家族や友を前にシャッターを切る前に

対象者に対する深い考察と愛情を注いで欲しいものである。



それは、たとえペットであっても変わらないのである。

撮らせてもらって「ありがとう」の感謝があれば通じるものである。

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