ひと頃は年収1000万円を超えるハイクラスな男性が主役とされたパパ活市場。だが年収400万円台でも、有意義なパパ活ライフを送る男たちが急増している。ウィズコロナのパパ活、その実態に迫った。
お小遣い以外のサポートが大きいから別れられません
8・27・2022
不動産事務の山本千佳さん(仮名・26歳)は、下ネタ談議がきっかけで上司との仲が深まり、パパ契約に至ったそうだ。
「10代の頃に援交していた話を既婚の上司に話したら面白がって可愛がってくれるようになり、そのうち『付き合おう』と言われました。『不倫は嫌だ』と断ったら、今度は『オレがパパになる』って。それならいいかとパパ活をすることに。関係は2年続いています」
デートは月1、2回ペース。1回1万円の小遣いのほか、日用品や洋服を買ってもらっている。 「上司はお給料こそあんまりもらってないのですが、比較的経費が使えるんです。だから、ランチや残業後の晩ごはんをよく奢ってもらいます。お小遣いじゃない部分でのサポートが大きいから、コロナ禍でも付き合いは変わりません」
ただ、これだけ一緒に過ごす時間が長いと、感情移入してドロ沼化してしまわないのだろうか。
「お互いプライベートには踏み込まない、私の予定が合わなくても怒らない、というルールを最初に決めました。パパに主導権がある愛人契約だとダラダラになりそうなので、線引きしています」
そんな千佳さんの目標は、料理人の彼氏と一緒にお店を出すこと。そのための資金をパパ活で貯めているところだとか。
「彼に対してすまない気持ちもあり、オリンピックが終わったら、この夏で清算しようと思っていたんです。でも、延期になっちゃったからもうしばらく続きそうです。彼には心の中で謝ってます(笑)」
来年でパパ活を終われるのだろうか