中堅どころで頑張っている浅田あつこさんの新曲は昨年12月5日発売の『いさりび鉄道』です。たまたま先の椎名佐千子さんの『漁火街道』と「いさりび」つながりになりました。このタイトルは、2016年3月に開業した第3セクターの道南いさりび鉄道から来ています。
彼女の曲をこのブログで取り上げるのは、もう10年以上も前の『魹ヶ崎』以来になるのですが、あまり印象に残らなかったのが正直なところです。今回の『いさりび鉄道』では彼女の持ち前の力強い歌唱が前面に出て、いい曲になっていると思います。
別れた男性への未練を残し、いさりび鉄道に乗って旅をする女性の切ない心情がテーマですが、哀愁とともに意志の強さも感じられ、特に各コーラスの締めの部分の歌唱が心地よいです。
歌詞では「シュルシュルシュラリ シュルシュラリ」という走る列車の擬態語が印象的です。
この曲が彼女のデビュー25周年記念曲とのことで、それにふさわしい素晴らしい曲です。ぜひ大きなヒットとなって、彼女のますますの飛躍につながってほしいと思います。