ブルガリの交換用ベルト作成依頼いただきましたので、
ブルガリらしい型押しの革で作りました。
ちなみにこのベルト、逆向きに装着するのです。
珍しいのですが、ちゃんとバックルのロゴの向き、ピン受けのくぼみの方向も合っているので、作り間違えとかの製品ではないです。
ご依頼者様のご希望で剣先の形状はこのような斜めカットです。
ちょっと特殊な作業なので、ご希望に添えるかどうかという懸念はありましたが、
オリジナルの剣先の形状を見て、これではご依頼者様が形状変更を希望するのも最もだと納得して作業しました。
オリジナルのベルト、オリジナルの剣先です。
革ではなく、生地のベルトです。
穴周りだけ豚革で補強されています。
ただ、バックルが四角いのに剣先が丸いのです。
普通の人でも違和感を感じると思いますが、私はかなりの違和感を感じました。
この組み合わせになります。
バックルのデザインに対して、剣先のデザインが馴染まなすぎます。
中間パーツも型紙を作って新しいものを製作しました。
ブルガリのベルトはこの部分に特徴があります。
オリジナルの中間パーツは豚革で作られているので、ベルト本体と共革にしました。
こちらもブルガリのベルトの製作依頼です。
このバックルはカーブがきついので、ベルトの痛みが激しいのです。
オリジナルの革と似寄りのものがあったので、中間パーツはそのままで、ベルト部分のみ製作しましたが、全く違和感ありません。
剣先の穴、かなり開けて使っていたようです。
これでは使いにくかったと思います。
ベルト作成は、そのブランドらしさを大切にしています。
本物は作れませんし、偽物を作っているわけでもありませんが、できるだけ雰囲気を維持できるよう心がけています。
交換用ベルトは、バックルに負けないようなすごいベルトを作ろうとすると、主役の座を争ってしまって全体の雰囲気が台無しです。
あくまで引き立て役として、ブランドの雰囲気を壊さないご提案をしています。
ちなみに製作はすべて本革で、私が直接革問屋さんへ出向いて、吟味して買い付けたものしか使用していません。
盲目的に〇〇レザーというだけで、高品質だと信じ込んでしまうようなこともありません。
特に有名なあの〇〇レザーさんは、悪いとは思いませんが、値段と釣り合ってないと思ってますので使いません。
私が仕入れるのは、特に兵庫県産のものが多いです。
兵庫県はタンナーさんが多いので、いろいろ選び甲斐があります。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
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しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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