ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ダンヒルベルト バックルピン棒折れ

2021-03-16 08:02:30 | ダンヒル修理

最近のダンヒル製品は使われている材質が変わりまして、非常にバックルのピン棒が折れやすくなりました。
そのため、修理依頼も増えています。
しかも皆、根元の付け根が折れる症状です。
これは亜鉛ダイキャストのピンが使われているのが原因です。


真鍮製のしっかりしたピンに交換しました。


このバックルも同じ症状です。


色合いが難しいですが、ピン棒のメッキを表面加工して馴染ませました。


この修理依頼は部品が残っています。
このような感じの折れ方です。


交換しました。
3つとも同じでデザインのダンヒルバックルです。


こちらは違うモデルのバックルですが作りは同じ、故障状態も同じです。


折れた断面が灰色、つまり亜鉛ダイキャスト製品です。
亜鉛ダイキャストが悪いわけではないですが、使う場所が悪いです。
ピン棒にこの素材を使うと必然的にこうなります。
安価な製品に多いのですが、ダンヒルほどの価格帯だとどうなのでしょう。


こちらも交換しました。


最後にフィッティング状態を確認、調整して返送です。
真鍮は粘性があるのでわずかに曲げて微調整ができるのですが、亜鉛だとポキッと折れてしまいます。

作業ご希望の方は下記をよく読んでからご連絡ください。

作業依頼方法

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。ダンヒベルトのすべてを把握しているわけではありません。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
連日沢山のご依頼をいただいており、できれば事務作業を簡素化して、その分、より沢山の修理を行ってあげたいと考えております。
問い合わせ時は画像送付のご協力お願いします。これから送って良いですか?等の前置きも不要です。
現状では、少々時間の掛かりそうな修理では、申し訳ないですがお断りせざるを得ない状況もあります。

値段が気になる方は、まずは弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、数年前からブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku



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