ダンヒル バックル修理

ダンヒルのバックル修理です。
秋田県のお客様からです。
このリバーシブルのバックルの、この部分、多いですね。
ほんと、欠陥じゃないでしょうか。
ネットで見たら、2万円以上で売られてました。
現行ですので、改善しない限りはまだまだ修理が増えるんじゃないでしょうか。


分解しないと修理できないという、この作りが最悪です。
ネジ締めるだけなんですけどね。
しかも分解を想定してない設計なので、分解がやっかいです。


ネジ締めて、あとは緩まない魔法をかけて？ｗ
修理完了です。
うちで直したのは、もちろん緩みませんよ。
魔法かけてますから。。


まだ新しいですよね。
ほぼ新品の状態です。



他のお客様からも、同じバックル修理です。


症状は同じなのですが、このお客様はご自分で分解して直そうとしたらしいです。
が、ネジが全然しまらなくて、無理とのことでご連絡いただきました。
確かにご自分で分解したみたいです。
それもかなり無理に。
バックル曲がってます。
ご自分で無理になさらないで、連絡くれれば良かったのにと・・
分解はかなり厄介なのです。
ちょっと隙間があいてしまってます。


分解して、ネジを入れてみましたが、確かにご申告通り、締まらないです。
ネジが馬鹿になってます。
おそらく、ご自分で締めようとして、ネジもダメにしてしまったようです。
こうなると、どうしたものか。
ちょっと諦めようかと、一瞬思いましたが、なんとかいろいろやってみます。


まずダイスでネジを修正出来ればいいのですが、とにかくやってみます。


もちろんメス側もタップで揉みます。


これでうまくいけｂ・・・

抜けちゃいました。
だめです。


M2で作られてるので、M2.6にサイズアップするしかなさそうです。
こいつで修理してみます。


メス側もネジ山をサイズアップして切りなおしました。
うまく留まりそうです。
あとは長さ調整ですね。


ぴったり収まるように調整しました。
もちろん、緩み止めの魔法もかけてあります。


無事修理できました。


さすがに同じものでも、前者と後者で同じ値段でというわけにもいきませんので、
手間が掛かった分は、割増料金いただかざるを得ません。
ご自分でやってみて、ダメにしてしまう前に、
できればご連絡いただけた方が、結局安くつくかもしれません。
しかもバックル曲がってるのは直りませんし。


私もブログ、結構修理を紹介してますが、
やはり作業の肝となる部分は、内緒にしていることが多いです。
あまり見よう見まねはお勧めしませんが、
それでもやってみたくなるのが、人間ですよね。
わたしももの作りが好きなので、
随分自分でいじって、ダメにしましたから、よくわかります。
特にバイクとか、車とかいじるの好きなんですが、
エンジンばらして、組み立てたらなんか様子がおかしいとか・・・

よくやりましたorz

ご自分のものですから、やってみて、ダメだったらご相談ください。
ダメの程度にもよりますが。

そういえば過去に、自分で修理しようとして、半田でバックル溶かしてしまって、
直りませんか？
と、いうお客様もいらっしゃいました。
さすがにそういうのは、もう、無理です＞＜

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平日のみとなりますが、直接いらしていただいても結構です。
ただ、留守がちなので、事前にご連絡お願いいたします。


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