トレンチコートのバックル修理 バーバリー アクアスキュータム

バーバリートレンチコートのバックル修理になります。
黒革のバックルです。


残存部分からできるだけ艶感の近い革を選定して修理します。


出来上がりました。


他のお客様からのご依頼品です。
こちらも黒革のバックルです。


同じように残存部分から艶感を揃えます。
割とここは拘って修理している部分です。
あまりに違う風合いに仕上がってしまうと、バーバリーが偽物っぽくなってしまいます。


修理できました。


こちらも同じく黒バックルですが、こちらのお客様はバックルの取り外し、修理、取り付けのフルコースになります。


修理して取付完了しました。


アクアスキュータムのバックル修理です。
アクアスキュータムはウエストのバックル形状に特徴があります。
袖の中芯はバーバリーと全く同じものが使われています。
このセットの場合、ウエストと袖のバックルの色が明らかに違います。
古着屋さんで購入すると、バックルの状態の良いものと交換されて販売されていたりするケースもあります。
いわゆるニコイチやサンコイチですね。
そういった経歴なのかもしれません。


袖の色に合わせて欲しいとご依頼いただいていますので、袖バックルに色合いを合わせて修理します。


修理完了です。


こちらもアクアスキュータムのバックルです。
アクアスキュータムはレナウンが扱っていましたが、レナウンはコロナ渦で無くなってしまいました。


濃茶の革で修理します。
袖バックルは完全にクリーニングでやられています。
革を乾燥機に入れて高温でぐるぐるすると、このように角から縮んで焦げたような革になります。
もちろん固くなっているので、パリパリに剥がれます。


修理後、バックルに取り付けて出来上がりです。


以前、インスタグラムにアクアスキュータムのバックルの修理の画像のビフォーアフターを掲載したら、
英国のアクアスキュータム　ホワイトレーベルの公式から「いいね！」いただきました。
なので、アクアスキュータムのバックル修理は、勝手に英国アクアスキュータム公認と自称しております。
外国にこういった革バックル修理するところがあるのかどうかもわかりませんが、珍しいのかもしれません。
ただ、欧米では日本ほどコートをクリーニングに出さないと聞いたことがありますので、バックルも傷まないのかもしれません。


修理受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いと、今どのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
また、色合い、バックルの形状、状態もその際に確認したいので、ご協力お願いします。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらに価格を記載しています。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

基本的に修理は2種類のパターンがありまして、ご自身でバックルの取り外し、取り付けを行うバックル修理のみのコースと、
取り外し→修理→取り付けまでのおまかせコースがあります。
コートによってはベルトがコートに縫い付けてあってはずれないものがあることも承知しています。
そういった場合はコートごと送っていただく事も可能です。
ただしその分、荷物が大きいので往復の送料が掛かります。

その他、バックルの芯が折れていたり、バックルが無くなっていたりといろいろなお客様がいらっしゃいますが、
出来る限り対応させていただいています。
中芯はサイズ、形状によってはこちらで代替のものを用意できる場合もありますので、
画像とバックルの長手の内径（＝ベルトの幅）も一緒にご連絡ください。

納期はただいま、こちらへお荷物到着後１週間から10日程度です。
ベルトへの取り付け作業がある場合には、+1-2日いただく場合もあります。

コロナウイルスが心配な昨今、収束するまでの当面の間、持ち込みはお断りしています。
修理受付は現在郵送のみになります。
よろしくお願いいたします。

ＬＩＮＥの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku