ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ルイヴィトン ベルト修理 接着剤やハンダでなんとか修理?

2019-04-28 09:17:40 | ルイヴィトン修理

愛知県から送られてきたルイヴィトンのベルト修理です。
いくつも同じ症状を修理しているベルトですが、送られてきた写真には非常に違和感がありました。
解像度が高くないので、その違和感がなんなのか、ベルトが届いてはっきりしました。


接着剤がベタベタなのです。
写真で見た違和感の原因はこれのようです。


軸もバックル側に残っていて、壊れ方がおかしいな?と感じていました。
が、接着剤で留まっているようです。


まずはこの接着剤を取り除かないことには、作業ができません。
見積りしてしまったでの、余計に貰う訳には行きませんが、これは手が掛ります。


中まで注入されていて、これはもう可動できないくらいにベタベタです。
運よく、この部分が分解できましたが、ここが分解できないくらいにくっついていたら、作業できないところでした。


バネも折れていました。


バネ折れが先なのか、軸が先なのか、起因すらわからない状態でした。
ここはもう一式交換するしかありません。


きれいに納まりました。
もう接着剤やらハンダやら、ベトベトの状態で、これは掃除しきれません。
早く弊社に連絡いただければ綺麗に直ったのですが、ご自分でなんとかしようとあれこれ行ったために、余計にひどくなっています。
でもまあ、お気持ちはわかりますが、そもそもハンダというのは、ハンダだけ溶かしてもくっつきません。
ハンダやロウ付け、なんでもそうですが、つける対象(母材、この場合はバックルですね)が温まっていないと球上になってしまいます。
これだけの母材はハンダのコテのヒーターではとても温めきれませんので、バーナーであぶるなどの処置が必要ですし、温度管理も必要になります。
さらにそれ以前に、メッキされた上にはハンダは乗りませんので、へばりついているだけになります。


修理完了です。


おかげさまで作業依頼も多く、非常に多忙のため、修理受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
お電話でのご依頼はご遠慮ください。
状態を確認できないと回答できませんので、必ず画像添付の上、メールかLINEで送信してください。
それでも電話してくる方からのご依頼は、その場で即お断りします。

大体の価格を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらに価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
(割と良心的な価格だとよく言われます。自分ではちょっと安すぎなのか?と思ったりしています。)

ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
古い記事に記載している場合もありますが、価格改定している場合も多いです。

持込は完全予約制です。
多忙のため、飛び込みはそのままお帰りいただきます。
ご予約には事前の画像送付が必須です。
持込は平日朝7時から17時までとなります。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いません。
よろしくお願いします。

GW中も休まず、いや、休めず営業していますが、仕事がやりきれずにいたし方なく営業していますので、電話は無視してます。
PCメール、LINEは返信していますので、よろしくお願いします。

荷物の到着、発送も通常通り行ってます。
が、銀行がお休みですので、お振込の確認ができずに発送できない場合があります。



伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エルメス コンスタンス 替え... | トップ | フェラガモ ベルト修理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ルイヴィトン修理」カテゴリの最新記事