社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

2月27日(日) 笠間発、川越経由、新横浜。

2022年03月01日 22時13分02秒 | 2022年

 6時半起床。娘に早く起きろとせかされ、仕方なく布団を出る。

 せっかく早く起きたので、娘を連れて大浴場へ。他に誰もおらず貸切状態なので、ゆっくり薔薇風呂に浸かる。薔薇をうっとり眺める娘の姿を、うっとり眺める。

 部屋へ戻って妻を起こし、朝食へ。

 朝からこんなにたくさんの種類のおかずを食べられるというのは、旅行の醍醐味でもある。

 特に、朝から焼き魚を食べられるのは特別な贅沢だと思う。

 サービスで、自家製の干芋を出して頂いた。焙られているのでほのかに香ばしく、噛むと甘みが凝縮されている。

 食後、昨日書いた沢の水で淹れた珈琲を頂きながら、宿のご主人と話をする。昨日書いたあんこう鍋のお話も、この時に伺った。その間、娘はロビーに置いてあったけん玉などのおもちゃで遊んでいた。

 部屋へ戻り、ひとつだけ残しておいた「グリュイエール」のケーキを食べる。チョコレートが濃厚で柔らかい。

 欧米諸国が、ロシアへの経済制裁としてSWIFTからの排除を決定した。エネルギー供給の大半をロシアに依存しているドイツなども合意したというから、驚きである。まさに、肉を切らせて骨を断つ。もちろん自国への影響について様々な検討を重ねた上での決定なのだろうが、こういう時に実利よりも思想を優先させるヨーロッパ諸国の覚悟には恐れ入る。私たちも、これから訪れるであろう広範囲の物価高騰を受け入れる覚悟をしなければならない。

 身支度と荷造りをして、9時過ぎにチェックアウト。期待以上の充実した宿泊になった。お世話になりました。

 昨日も訪れた笠間芸術の森公園の中にある「笠間工芸の丘」へ。今日は、笠間焼の絵付け体験を予約している。

 予約の時間まで、園内を散策する。

 娘がプリキュアの扮して走り回り、そのうち妻も従えて敵と戦い始めた。ちなみに、私は敵に分類されている。

 ふれあい工房で、笠間焼の絵付け体験に挑戦する。

 私は大椀、妻は小椀、娘は丸皿を選んだ。

 妻も娘も、驚くほど真剣な表情で描いている。表情だけ見ると怒っているのではないかと思ってしまうほど集中している。私も負けていられない。

 体操教室に通うのをやめたら、次は絵画教室に行くのもいいかもしれない。

 40分ほどで描き終える。時間の経過があっという間に感じられる。しかし、相変わらず私には絵心が微塵もない。

 一方、妻は上手い。娘の好きな絵本の挿絵をイメージして描いたらしい。

 娘も上手に描けた。プリキュアを描いたそうである。最新版のプリキュアの2人だ。

 焼き上がりは約2ヶ月後。届くのが楽しみである。よろしくお願いいたします。

 笠間焼の展示販売コーナーに立ち寄る。当たり前だが、やはりプロの作った品々は魅力的である。絵付けにチャレンジした直後だからこそ、そのすごさがよくわかる。

 妻がお皿などをいくつか購入していた。「また食器が増えるんかい」という小言を言いそうになり、でもせっかく来たんだしと思い直して口をつぐむ。

 昨日も訪れた「グリュイエール」で、予約しておいたモンブランを受け取る。これは義実家へのお土産である。

 昼食を買おうとパン屋や道の駅へ寄ったのだが、混雑していたりお目当ての品がなかったりで、断念する。ここで娘が軽くぐずったのに対し、私が必要以上にきつい対応をしてしまい、娘に嫌な思いをさせてしまった。混雑しているし昼食は見つからないし早く出発しないと時間的余裕もないし…というイライラを娘にぶつけてしまった。親としての未熟さを痛感する。

 関東道、常磐道、圏央道を通って川越の義実家へ向かう。娘は出発して間もなくお昼寝に入った。

 1時間ほどして起きてきた娘に、先ほどきつく当たってしまったことを謝る。娘は「いいよー」と笑顔で許してくれた。器大きいな。ありがとう。

 14時半前に到着。2時間のほとんどを100キロ以上で走っていたので、さすがにちょっと疲れた。

 娘は、義母が作ってくださったおにぎりを大喜びで食べている。 

 私は夕食前に出発しないといけないので、先に「グリュイエール」のモンブランを食べる。笠間旅行の締めくくりにふさわしい一品である。

 娘の保育園が来週の木曜日まで臨時休園になっているので、妻と娘は火曜日までこちらでお世話になる。急なお願いにも関わらず快く受け入れて頂き、ありがとうございます。よろしくお願いします。

 16時過ぎにおいとまする。私の夕食やおやつ、娘用のひなまつりのお菓子、お米など、たくさんお土産を持たせて頂いた。いつもありがとうございます。

 日曜日の夕方なので、関越道の練馬料金所付近や外環自動車道の美女木ジャンクション、首都高の大橋ジャンクションなど、所々で渋滞が発生していた。しかし、コロナ前に比べれば、これでも少ないほうだと思う。

 当初は湾岸線まで出て横浜周りで新横浜まで戻ろうと考えていたのだが、湾岸線が車線規制によって断続的に渋滞しているということで、3号線経由の東名(横浜青葉)周りに変更する。この選択は大正解で、かなりスムーズに帰ってくることが出来た。渋滞がなくても、こちらのほうが早いかもしれない。ただ、首都高-東名-首都高というルートになるので、お金は掛かる。

 一旦家で荷物を下ろしてから、レンタカーを返却する。

 18時半前に帰宅し、妻宛の宅急便を受け取って、それを再び川越へ送る。妻が火曜日の在宅勤務で使う仕事の書類なのだが、火曜日は義実家にいることになったので、すぐに送らないといけない。ヤマトの営業所の営業時間がギリギリだったので、往復タクシーで移動。随分と高い宅急便代になったが、何とか明日の夜には届くそうなので良かった。

 入浴と洗濯を済ませてから夕食。帰りがけに義母が持たせてくださった肉味噌おにぎりとキッシュを食べる。お義母さん曰く、キッシュは固まらなくて失敗したとのことだったが、それがまたスクランブルエッグのようなとろとろ具合で美味しかった。ご馳走様でした。

 日付が変わる頃に就寝。久しぶりに真っ暗な部屋で眠る。娘は常夜灯を付けたがるので、普段は真っ暗には出来ない。貴重な暗闇である。


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