評価:★★★★【4点】
宮崎あおいさんが太陽に見える(笑)
1年待っても帰らない貴方に疲れ果て
私は周りが進める縁談に、つい唆されて嫁いでしまいました。
これってなにか策略でもあったのかとずっと考えてたけど
それは単なる深読みだったことに大笑い!
でもまぁ、どちらにせよ器量は別として度量は申し分なし(笑)
◇
将軍に囲碁を教える名家に生まれた青年・安井算哲は
出世に興味が無く、大好きな星の観測と
算術の問題解きに夢中になっていた。
将軍・徳川家綱の後見人である会津藩主・保科正之は、
そんな算哲に興味を示す。
折しも、800年にわたって使われていた中国の暦のズレが
大きな問題になり始めていた。
そこで保科は、新しい暦をつくるという大計画のリーダーに
算哲を大抜擢する。
それは星や太陽の観測に途方もない労力が必要なばかりか、
暦を権威の象徴と考える朝廷をも敵に回す困難で壮大な事業だった。
<allcinema>
◇
暦を作るというのが、如何に大変かを知った映画でした。
前半は暦に関わる算哲らのロードムービーとして見れば
そこそこ面白かった。
そして、後半に行くと自分に課せられた任務に
黙々と打ち込み、世の中にある3つの暦のうち
どれがいちばん信頼性が高いのかをピックアップしていく。
自分らが苦労して作り上げた新作を
朝廷内の利権がらみで抹殺しようとする動きがでてくるとは
ある意味、意外な方向に進んでいくんだな~と嬉しくなった。
やはり、いつの時代も世の中を操作するのはお役人たち。
新鋭の天文学者といえども政治力には太刀打ちできない。
しかしながら、算術の天才は民衆に認知してもらうため
自らの命と引き換えに、公然の場で日食テストを敢行するのね。
結果は分かっているんだけど、この辺りの演出は
なかなか良かったんではないでしょうか。
【今週のツッコミ】
・1年待って、3年待っても10年はさすがに無理だったのね(笑)
・暦を作成する上で、最も大変なのは莫大なデータ収集よりも
それを集めるための精密な測定機器を作った職人さんだと思う。
・安井算哲と普通に検索すると義父の方にヒットする(笑)
・同じ算術家を演じた市川猿之助(関孝和)のメリハリある台詞回しは
さすが歌舞伎役者といったところか。
・劇中に登場する地球儀ならぬ渾天儀を見て
思わず『コンタクト』の瞬間移動装置を連想したわ(爆)
・映画の性質上、日食シーンが何回とも登場したが
『アイアン・スカイ』で言えば完ぺきな日食はもう起こり得ない(苦笑)
・「なぜ、ここに?」「離縁したのよ」と間髪いれずに即答するあおいちゃん。
結婚したこと自体、本当だったのか?それともかなりの男前?(笑)
良妻賢母の見本のような嫁でした。
--------------------------------------------------------
監督:滝田洋二郎
脚本:加藤正人/滝田洋二郎
撮影:浜田毅
音楽:久石譲
出演:岡田准一/宮崎あおい/佐藤隆太/市川猿之助/笹野高史/岸部一徳/
市川染五郎/中井貴一/松本幸四郎
『天地明察』
宮崎あおいさんが太陽に見える(笑)
1年待っても帰らない貴方に疲れ果て
私は周りが進める縁談に、つい唆されて嫁いでしまいました。
これってなにか策略でもあったのかとずっと考えてたけど
それは単なる深読みだったことに大笑い!
でもまぁ、どちらにせよ器量は別として度量は申し分なし(笑)
◇
将軍に囲碁を教える名家に生まれた青年・安井算哲は
出世に興味が無く、大好きな星の観測と
算術の問題解きに夢中になっていた。
将軍・徳川家綱の後見人である会津藩主・保科正之は、
そんな算哲に興味を示す。
折しも、800年にわたって使われていた中国の暦のズレが
大きな問題になり始めていた。
そこで保科は、新しい暦をつくるという大計画のリーダーに
算哲を大抜擢する。
それは星や太陽の観測に途方もない労力が必要なばかりか、
暦を権威の象徴と考える朝廷をも敵に回す困難で壮大な事業だった。
<allcinema>
◇
暦を作るというのが、如何に大変かを知った映画でした。
前半は暦に関わる算哲らのロードムービーとして見れば
そこそこ面白かった。
そして、後半に行くと自分に課せられた任務に
黙々と打ち込み、世の中にある3つの暦のうち
どれがいちばん信頼性が高いのかをピックアップしていく。
自分らが苦労して作り上げた新作を
朝廷内の利権がらみで抹殺しようとする動きがでてくるとは
ある意味、意外な方向に進んでいくんだな~と嬉しくなった。
やはり、いつの時代も世の中を操作するのはお役人たち。
新鋭の天文学者といえども政治力には太刀打ちできない。
しかしながら、算術の天才は民衆に認知してもらうため
自らの命と引き換えに、公然の場で日食テストを敢行するのね。
結果は分かっているんだけど、この辺りの演出は
なかなか良かったんではないでしょうか。
【今週のツッコミ】
・1年待って、3年待っても10年はさすがに無理だったのね(笑)
・暦を作成する上で、最も大変なのは莫大なデータ収集よりも
それを集めるための精密な測定機器を作った職人さんだと思う。
・安井算哲と普通に検索すると義父の方にヒットする(笑)
・同じ算術家を演じた市川猿之助(関孝和)のメリハリある台詞回しは
さすが歌舞伎役者といったところか。
・劇中に登場する地球儀ならぬ渾天儀を見て
思わず『コンタクト』の瞬間移動装置を連想したわ(爆)
・映画の性質上、日食シーンが何回とも登場したが
『アイアン・スカイ』で言えば完ぺきな日食はもう起こり得ない(苦笑)
・「なぜ、ここに?」「離縁したのよ」と間髪いれずに即答するあおいちゃん。
結婚したこと自体、本当だったのか?それともかなりの男前?(笑)
良妻賢母の見本のような嫁でした。
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監督:滝田洋二郎
脚本:加藤正人/滝田洋二郎
撮影:浜田毅
音楽:久石譲
出演:岡田准一/宮崎あおい/佐藤隆太/市川猿之助/笹野高史/岸部一徳/
市川染五郎/中井貴一/松本幸四郎
『天地明察』
あおいちゃんのスマイルは癒されますね(笑)
算哲の腰ひも(?)修正するシーンなんか、自分があんな状況だったら、ゾクッとしますよ(笑)
原作を読むにはもうひとつ吸引力がなかったです。
何回も現れる日食ショーでしたが、思えば数十年の時が経っていたのですね。
出演してる皆さん、まったくお歳を召すこともなく何よりでした(苦笑)
前半のロードムービーを見てて、どことなく黒澤映画の『隠し砦の三悪人』を思い出してしまいました。
武藤敬司と徳井優さんのコンビが千明実と藤原釜足コンビに見えましたから(爆)
渾天儀ってそういうことでしたか!
寝室に1個くらいほしいところです(←おい)^^
あおいちゃんの笑顔は最高でしょっ!
原作も読んでみなくっちゃ。
思いましたが、やっぱり、あれは映画上なんですね。
前半のほうが、面白かったです。
理系でないので、全くわからないことだらけなのに
話にぐいぐい引き込まれました。
>劇中に登場する地球儀ならぬ渾天儀
これが、けっこうお近くの寒川神社が
取材協力してたらしいです。