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ヴァンパイア

2012年10月09日 00時31分43秒 | 映画 あ行
評価:★★★【3点】


関節痛の母親にヘリウムガス風船16個装着で特許が取れる?
アルツハイマーのため日中は外出させない効果もあるらしい。
ほんとうに16個あったかは定かでないが
少なくとも、地球の重力の6分の1くらいだったと思う。

窓から飛び降りても無傷だったからね(苦笑)



アルツハイマーの母親と2人暮らしの孤独な青年、サイモン。
高校で生物学を教える彼は、自殺を考える留学生のミナに
思いとどまるよう真摯に説得する一方、
プライベートでは自殺サイトで自殺志願者を見つけては、
一緒に自殺するふりをして相手の血液を抜き取り、
自らの哀しい欲望を満たすヴァンパイアだった。
しかしある日、思いがけず集団自殺に巻き込まれた彼は、
一緒に逃げ延びた女性に自分がヴァンパイアであると告白してしまう。
すると女性は自殺を改めて成功させるべく、
自らの血の提供を申し出るのだが…。
<allcinema>



あの風船ネタでブラック・ジョークでも狙ってるのかと
一瞬、???となりましたが、さすがにそれはなかった。

この映画の静寂すぎる雰囲気は何なんでしょう。
ベースはヴァンパイアであるのに
ほとんどそういったシーンを見せることもなく
自殺マニアとも取れる若者の物語りが淡々と進んでいきます。

自殺サイトで知り合った女性を狙い
彼女らと一緒に死ぬふりをして、血を抜き、持ち帰るという一連の
こういった行為を繰り返し主人公は生き続けている。

しかしながら、ヴァンパイアらしくなく不老不死やら
紫外線で火傷を負うといった過去の定説はココには存在しません。
ともすれば、ほんとうにヴァンパイアだったのか?です。

出演してる若手俳優全員が美形というのも出来過ぎですが
雰囲気と痛い空気感と主人公と最後に心が通じあえた金髪の子が
どことなくマリア様のように映ってしまって仕方なかった。

これは、癒しの映画と思いたいが
ベースに自殺があるだけに正直によかったとは言いたくない。
身内がこんなことする人間が居たら怖いからね。

ということで、ある意味、心に響いたということになるのかな(苦笑)


【今週のツッコミ】
・冷凍庫の上に少女を寝かせ、血を抜き取るシーンに
 思わず血の気が引いて体が異様に疼いてしまった。
 ワタシは絶対に外科医にはなれません(苦笑)

・もっと質量を減らしてヘリウム風船のような効果は得られないかな。
 ワタシもいずれ関節痛になっていくかもしれないので
 できればそんなダウンジャケットを誰か作ってくんない?(笑)

・主人公の青年ってザック・エフロンの親族じゃないよね。
 ちなみに『白雪姫と鏡の女王』のヒロインも(爆)
 ついでに言えば、集団自殺の巻き添え食った金髪の子って
 ミシェル・ウィリアムズの妹役でオファーが来そうだった(笑)
-------------------------------------------------
監督:岩井俊二
脚本:岩井俊二
撮影:岩井俊二
音楽:岩井俊二


出演:ケヴィン・ゼガーズ/ケイシャ・キャッスル=ヒューズ/
    蒼井優/アデレイド・クレメンス/トレヴァー・モーガン


『ヴァンパイア』

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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とらねこさんへ (ituka)
2012-11-21 23:53:41
こんばんは。

>こういう理系な一文かっこいいですね^^

うひゃ~!嬉しいじゃないですか!(笑)
そんなこと言われると、調子に乗ってどこまでも突っ走って行ってしまいそうです。
ちなみに6分の1の件はヘリウムガス風船のサイトで調べ計算してみました(爆)

ヴァンパイアに憧れる人が実際に居るなんて、ちょっと怖い気がします。
それって、ひとの血を実際に呑んでみたいと思うんでしょうかね~^^;
ワタシは鼻血を呑んだだけで吐きそうになります(笑)
返信する
 (とらねこ)
2012-11-21 18:53:21
>ほんとうに16個あったかは定かでないが
少なくとも、地球の重力の6分の1くらいだったと思う。

こういう理系な一文かっこいいですね^^
そうそう、変な意味で心には残りました。
でも、ヴァンパイアじゃないですよね。ただ、ヴァンパイアに憧れる人って、世界中に本当に居るらしいし、その手の人口を考えると、こういうのもありかな?と考えたり、考えなかったり。
好きではないけど、頭に残る映画でしたよね。
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