曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、急降下のち徐々に回復 その1

2020年08月20日 | 介護

以前から歩行の困難があったBこさんですが、頭はクリア(正しくクリアではないが)口は達者。下僕を二人従えて、言いたいことを言っておる人であります。

が、その日は朝から動きと共に理解力が著しく低下。

デイに行く日は朝からばっちり服もメイクも必要以上に気を使う人なのに、朝ご飯もぼお~~としていて食べようとしないので、(2、3日前から動きが悪いのは気になっており、同時に水分を極端に取らなくなっていた)その表情とかが以前熱中症になった時に似ていたので、逆流があるから飲まないというBこさんを説得して無理やり麦茶をとらせ、デイにも手紙を書いて出した。

いつもは8時半から玄関でスタンバっているのに、その日は九時近くなっても着替えをしようとしないので、着替えを促しやっと9時過ぎに着替えをして出てきて、ぎりぎりお迎えに間に合うが、いつも以上によろよろのBこさんに、私が付き添って、オットの表現で伝わらない点を直接デイに伝えて出した。

無事デイに行ってくれて、ここのところ動きが悪くて夜のトイレなども大変だったので、オットと共にぼ~~と気が抜けて過ごしていたところ、Bこさんの様子がおかしいからとデイから病院に連れて行くようにとの連絡が入り、先に掛かりつけ医に順番を取りに行き、その足でBこさんを迎えに行く。

と、いつもは歩行器でひとりで歩行するが、この日はとても歩かせられる状態ではなく、いつも100%完食の昼食もろくに食べれなかったと言うことで、車いすでロビーでスタンバイさせられていた。

やはり顔つきもおかしく、意識も半分飛んでいるような感じ。

デイの人がそのまま自家用車に乗せるところまでやってくれて(何日かで学習したが、車いすから車の座席への移乗はかなり大変)大助かり。掛かりつけ医は全てフラットになっているので、自家用車から車いすに乗せさえすれば、車いすでトイレも大丈夫だし、本当に楽。もっとも、トイレの座面に座らせ、用が済んでから車いすは本人も介助者も大変な事には変わりないが。

立つ力のない人を移動させる、移乗させるのは本当に大変なんだと実感した。かなり慣れてはきたものの、やはり抱き上げなくてはならない時もあるので、こちらも色んな意味でトレーニングが必要だね~~。

診察ではちょっと塩分濃い目で点滴をしてくれて、立ち上がりは元の様にとはならなかったが、表情が違うし、べらべらよくしゃべる。からの、傾眠。いや、その傾眠が「傾眠」つうより「倒眠」二つ折れになって、バッタリ前あるいは右前に倒れてしまうので、車の中でもシートベルトで宙ずり状態。

動きはそのままで、口だけ動くからこちらは、「しゃべってないで動けや!」と言いたくなってしまう。

でもその状態もほんとにひと時の事で、その晩はいつもうちの中で使っているカートも頭が下がりすぎて方向がわからなくてあっちにぶつかりこっちにぶつかり、終いには反対に行こうとしてつかえて動けなくなってしまう。

トイレ、洗面所の1㎝(正確には8mm)の敷居が越えられず、もちろん中も移動が出来ず、にっちもさっちも行かなくなってしまい、トイレの度、助けに入る。トイレだけではなく少しの移動も自分では難しくなってしまった。カートにつかまる手よりも頭が下になり、カートの持ち手に頭が入ってしまうような状態。

(この後介護用品を納めに来た業者の人が、こんなにひどい円背の人は初めてですと言ったぐらいの曲がり具合

その日の夜のトラブルは次の記事で。



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