北海道新聞 2025年2月26日 21:15(2月26日 22:01更新)
北見市教育委員会は2025年度から、市美里地区にある鍾乳洞遺跡「美里洞窟」の一般公開を中止する。洞窟に向かう林道で落石や倒木が発生したり、道中の木橋が老朽化したりするなど事故の危険性が高まり、安全確保が難しいため。
市教委によると、美里洞窟は、石灰岩が浸食されてできた自然洞窟で、道内で初めて確認された鍾乳洞遺跡。旧石器時代や縄文時代、アイヌ文化期の遺物が発見されており、狩りをするための一時的な住居と考えられている。
所在地は国有林内で、網走中部森林管理署から使用許可を得て、市が例年7月1日~10月31日に公開してきた。猛暑でも冷涼な空気が楽しめることや、秘境として人気を集めていた。
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