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社内で「イチロー」を育てる法 スター人材に必要な能力と、その身につけ方
児玉 光雄
PHP研究所

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今は亡き「ロケット博士」こと糸川英夫氏(組織工学研究所長)が努力家と天才の違いを次のように表現していたことがあります。

努力家・・・・努力を見せる人

天才・・・・努力を見せない人

糸川氏によれば、努力家であるにせよ、天才と称される人であるにせよ、努力とは切り離せないのです。

天才とも言われるイチローの努力家の側面が1月7日付の讀賣新聞でマリナーズのトレーナーの森本貴義さんによって明かされました。
箇条書きで示します。

1.イチローは、ホームゲームのナイターの際、午後1時45分ごろ球場に入る(普通の選手は3時くらい)。マッサージ、ストレッチ、機材を使ったトレーニングなどで体を使った後、午後4時15分ごろ、全体のウォーミングアップに合流。打撃練習を行う。基本的には、毎日、このメニューをこなす。

2.彼のルーチン(一連の決まった動作)は、球場の中だけでなく、毎日の生活から始まっていて、起きる時間や食べる時間も、ほぼ一緒。深酒もしない。

徹底した自己管理を積み重ねるイチローについて、森本さんは、「『イチロー』になっていくプロセスを自分で作って、ルーチンの中に入れている点が、すごいと思います」と語っています。

ところで、『社内で「イチロー」を育てる法―スター人材に必要な能力と、その身につけ方』(児玉 光雄著、PHP研究所)によれば、イチローになるプロセスが、イチローの小学3年生の時期から始まっていることがわかります。

イチローは、小学3年生から中学3年生までの7年間、「名古屋バッティングセンター」に毎日通いつめている。それも1週間に1日くらいは休むといったレベルのものではない。1年間に363日通いつめた。休んだのは、バッティングセンターが休業した正月の2日間だけだった。1日2回行くことも珍しくなかった。

努力家、イチローが9年連続200本安打というメジャー新記録を打ち立てるようエールを贈りたい。

継続こそ力なり。



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