おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
世間では「あおり運転」が話題になっています。
先日、テレビを観ていたら、学生達が乗っている車を執拗に追いかける軽自動車の姿が映し出されていました。
まさに恐怖です。
軽自動車の運転手の感情からすると、「怒り」によるものでしょうが、怒りの特質は長い時間持続することがありにくいのですが、これだけ持続するのは異常としか言えません。
さて、[感情を整えること]をテーマに、そもそも感情とはどういうものか、から始め、その次に3つのお知らせをします。
心理学では、広義の感情(フィーリングズ)を次の3つに区分して説明しています。
1.感覚的感情(センサリー・フィーリング、狭義の感情)・・・五感の感覚によって生ずる快・不快の意識状態
2.気分(ムード)・・・爽快感や憂鬱といった身体の生理的機能との結びつきが強く、比較的持続する感情
3.情動(エモーション)・・・喜怒哀楽のように急激に生じる、比較的激しい一時的な感情。
「怒り」は、この中の代表例。
「情動(エモーション)」についてアドラーは『性格の心理学』(岸見一郎訳、アルテ)で詳しく書いています。
アドラー心理学の立場からは、「情動」は(1)相手役があり、(2)目的のある感情、とみなされます。
よく「感情には目的がある」と言う人がいますが、正しくは「怒りのような情動に分類される感情には目的がある」であって、「何だかわからないがうつ的な気分になっている」とか「映画を観ていて悲しみが湧いてきた」ということまで「目的がある」と言うのは、他のジャンルの感情を情動と取り違えていることになります。
さて、ここからがお知らせです。
1.『感情を整えるアドラーの教え』(文庫版)が重版
『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房、だいわ文庫、680円+税)の3,000冊重版連絡が大和書房の編集担当の高橋さんから入りました。
10月に初版が1万部で出たばかりで、累計13,000部なります。
単行本 6刷、累計1万8,000部を加えると、31,000部になります。
この本には、冒頭の書いた広義の感情を含めてしっかりとつき合い方が書いてあります。
特に「劣等感」についてたっぷりと1つの章を割いています。
2.感情はコントロールできる!「感情のコントロール法」セミナー 開催
「自分が感情とどう付き合っているか、主に使っている感情は何か、その目的は何か、より建設的な対応方法や陽性感情を味方につけるにはどうすればいいのか」についてしっかりと学びます。
日 時:12月23日(日) 9:30~17: 30(申込み締切12月17日)
受講料:会員 19,440円 (税込)、一般 22,680円(税込)
次の3つの視点に基づき念入りに展開します。
①感情は、ある状況で、特定の人に、ある目的(意図)を持って使われる。
②感情は、コントロールできる。
③感情は(劣等感ですら)、自分のパートナーだと実感できるようになる。
人気講座で定員まであと数名になってしまっています。
3.神戸で「しんぱい」を「しんらい」に変える勇気づけの子育てセミナー
「しんぱい」を「しんらい」に代えることで、子育て中の感情のコントロールに役立つ講座です!詳細は、下記のとおりです。
日 時:2019年1月19日(土)14:00~16:00
場 所:神戸市産業振興センター901号室 神戸市中央区東川崎町1-8-4
参加費:3,000円
主催者:アドラー心理学普及委員会(株式会社グランジュテ高野奈美恵他)
申し込み方法:
1.このイベントページ(https://www.facebook.com/events/1923188101061865/)に参加ポチの上、
2.WEBもしくはFAXにてお申込み下さい
WEBフォーム:https://ws.formzu.net/sfgen/S7091423/
FAXお申込み:078-202-9582
協 賛:有限会社ヒューマン・ギルド/株式会社グランジュテ/いごこちじかんわたしじかん
※アドラー・カウンセラー養成講座の修了者の方には、100時間のポイントの対象講座になります。
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<お目休めコーナー>12月の花(10)