おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う岩井俊憲です。
今日(12月31日)は今年最後の日。
ペルグリーノ博士から私の誕生日を祝い、長年に渡って義兄弟の契りを強固にし続けている喜びを伝えるメッセージをいただいています。
このブログをグーグル翻訳でしっかりと読んでくださっているようです。
さて、2018年(平成30年)は、ヒューマン・ギルドにとっても、私個人にとっても実りの多い1年でした。
たくさんの出会いと出来事がありました。
一昨日、東京オペラシティに行ったら、くまざわ書店に私の文庫本が2冊面出し陳列されていました。
『人間関係が楽になる アドラーの教え』(大和書房 だいわ文庫、680円+税)と『アドラー流 人ともっとHappyになるつき合い方』(三笠書房 王様文庫、600円+税)でした。
今年は、これらに『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房 だいわ文庫、680円+税)を加えた3冊を単著で出していますが、監修本としては『イラスト版 子どものアドラー心理学』(菊地典子+池田彰子、1,700円+税)を7月に出しました。
皆様に大変お世話になったことと、出版不況のご時世にも関わらず私の本を出してくださる出版社に感謝申し上げます。
新年になると、1月17日から私の書き下ろしの、アドラー心理学に基づくリーダーシップの本が書店に並ぶことになります。
私のリーダーシップについての想いが込められた本です。
『「勇気づけ」でやる気を引き出す!アドラー流 リーダーの伝え方』(岩井俊憲著、秀和システム、1,500円+税)
もしかしたら、1月14日(月・祝)の アドラー心理学ゼミナール 、カウンセリング演習 にお越しの方には、著者先行入手分をお分けできるかもしれません。
以降は、あまり面白くない内容です。
これ以上読まないことをお勧めします。
今年の年末年始は今まで読めていなかった堅い本を読もうと取り組み、まずは384ページの大著を読み終えました。
『全体主義と闘った男 河合栄治郎』(湯浅 博、産経新聞出版、1,900円+税)
「リベラル」というと、保守派から見た革新派のことを指すことが多いようですが、もともとは「自由主義」を報じる政治的な立場を意味します。
戦前・戦中派の本物リベラリストが、この本の主人公の河合栄治郎(1891-1944、社会思想家・経済学者、東京帝国大学元教授)。
東京帝国大学内にマルクス主義者がはびこると、彼らを理論的に痛切に批判していたのですが、彼らを放逐する動きが盛んになると、彼らを身を挺して守ろうとした男、日本にファシズムの動きが活発になると、リベラリズム(自由主義)の立場から軍主導の風潮を徹底的に批判し、やがて自らが東京帝国大学を去ることになり、53歳になったばかりでこの世を去った気骨の人、河合栄治郎についての本です。
河合人脈は戦後、学界、ビジネス界に大きな影響力を残し、実は私は、大学時代からその人脈の人たちかた大きな影響を受けていました。
私の時代は、大学に入るとまずはマルクス主義の洗礼を受けたものです。
私の大学・学部は経済学ではマルクス主義が当たり前で、大学1年生の頃はそれにかぶれ、そこから抜け出るためには河合人脈の人たちが社会思想社という出版社から出していた様々な本と、小泉信三の書いた『共産主義批判の常識』によって洗脳から覚めました。
この本を読まなくとも、このような人がいたことだけでも 『ウィキペディア(Wikipedia)』で知っておいていただければ幸いです。
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