アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日の「産経抄」に手帳で有名な高橋書店の「メモをしたくなる名言」の公募の話題が出ていました。
その中の15年ほど前の秀作。

「『努力』はたし算。『協力』はかけ算」

この言葉が大いに気に入って、私は昨日、「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)集中コースの受講者に向かって、この話をしました。
『協力』のためには『寛容』が必要であることを言いたかったのです。
その後しばらく『努力』のことが頭に残っていました。
そこでふと、「『努力』は時に人を欺く」ことを思いつきました。

確かに『努力』することは大事なことだけれども、『努力』することそのものに意識が向いて、「何のために努力するのか?」の視点を見失っていると、「これだけ時間をかけたのだから」と自らを説得したり、他者に対しても努力を強要したりしがちになります。
こうなると、『努力』が人を欺くことになり、自己満足の結果に終わることになります。

大事なことは脳科学者の中野信子さんが『努力不要論』で言っているような

①目的を設定する→②戦略を立てる→③実行する(努力する)

という「戦略的発想法」ではないでしょうか?

私の結論はこうです。

「努力は人を裏切らない。しかし、時に人を欺く」

◆参考になる過去のブログ
2017年11月16日付けブログ 『努力不要論』から連想すること(3):戦略的受験術・資格取得術
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20171116

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