『あと10日』、『あと1週間後』、『あと4日』と思っているうちに、イヴは明後日になりました。
クリスマスといえば、クリスマスプレゼント。『賢者の贈り物』という話を思い出しますが、みなさん、ご存知でしょうか。
欧州のどこかはよくわかりませんが、生活に困っている若夫婦がクリスマスプレゼントをお互い相手に送ろうと、
妻は、夫の持ち物である彼の祖父から受け継がれる懐中時計につけるプラチナのチェーンを買うために、自慢の腰までの髪の毛を売り、
旦那は旦那で、妻の長い髪に似合うべっこうの櫛を買うため、大事な懐中時計を質にいれるのです。
クリスマス当日、お互いのクリスマスプレゼントを知ったとき、今は必要のないものを送りあった事に驚きつつ、それでも幸せという話です。
私、この話のタイトル、ずっと『クリスマスの贈り物』だと思っていました。
内容的にツッコミどころ満載のお話なのでしょうが、送る相手もくれる相手もいない私がとやかく言うのはみっともないので控えさせていただきます。
ということで、みなさん、プレゼントなどもらったり、渡したりする予定はありますでしょうか?
相手の希望・注文を特に聞かず、プレゼントを買って渡せて、喜んでもらえたらいいなと思います。
それは、渡す相手の好みを知っていたり、喜んでもらえると確信したりする関係(恋人同士とか関係なく)なのでこの上ないって思います。
しかし『「自分のために選んでくれた」と感動してくれるだろう』と考えれる相手が前提でないと(このややこしい書き方と同じくらい、人の思いや関係は難しいと思います)、相手からの注文無しのプレゼントを決めて、用意するのはなかなか難しいと思います。
『相手が喜ぶ姿を見て、こちらもうれしい気持ちになる』込みでのプレゼントになります。
「そんなの、純粋なプレゼントではないぞよ!」と意見が出そうですが、まぁ、そこはプレゼントをもらった側のお祭りも同時に進行していると思えばいいのです、フェスティバルです。
今時なら"フェス"って言うんでしようか。
とにかく祭りが同時に行われているのです。相手への気持ちの"還元祭"が。
なのでもし、意図しない物をもらって内心嬉しくないあなたがいたなら、喜んでいるフリして(あげて)、『私はフェス(還元祭)の方に参加してる』と気分だけでも盛り上がって楽しんでみてください。
『気持ちのお返しをしている』と。
"キリスト降誕祭"と同時に"還元祭"をやっているとは素晴らしいではありませんか?
具体的にイメージするのは、テレビ通販番組の、ジャ○ネットの『利益還元祭』みたいなやたらテンションが高い感じの、にぎやかなで。
え?「昔から『嘘喜び』なんてそんなことはとっくにしてます。」ですって?
それなら、話は早いですね。
『還元祭』というイメージを自転車の補助輪をはずずように抜きにすると、もうあなたは『賢者の贈り物』の登場人物と同じ『賢者』です!!
えっ、相手をうまくだまして、喜ばせるのはペテン師じゃないかって??
これまた、いつもの私のペースの落語ちっくな流れで終わらせますね。
「おい、お前さん、それもクリスマスにぴったりだよ。だってその中に入っているじゃないか、"ペ『天使』"って。」
お後がよろしいようで...。
ありきたりなベタなダジャレで申し訳ないです…。
最後までお読みいただきありがとうございました。