(「河北新報」令和6年11月12日付け記事より引用)
障害の有無などにかかわらず、子どもが中心となって売り子を務める「あべこべマルシェ」が16日、仙台市青葉区の青葉山公園仙臺(せんだい)緑彩館で開かれる。出店者や来場者と交流を図るとともに、販売体験を通し将来の選択肢を広げてもらおうと企画した。
放課後等デイサービスや福祉学習などに取り組むNPO法人UBUNTU(ウブントゥ、泉区)の主催で2回目。イベント名には、働くのは大人で障害のない人というイメージを覆し、障害のある人や子どもが主体となる場をつくりたいという思いを込めた。
宮城県内27の個人・団体が出店。障害のある子どもたちが描いた絵の缶バッジといった雑貨や洋服などが並ぶほか、キッチンカーによる食べ物類の販売もある。医療的ケア児や重症心身障害児を含む法人施設の利用者や地域の子どもら32人が、各店で販売や接客を担当する。
法人副理事長の菅谷拓斗さん(37)は「イベントを通じ、子どもたちに自分の好きなことや、やりたいことに気付く体験をしてほしい。障害のある人とない人が、マルシェでお互いを知る機会になればいい」と話す。
午前11時~午後4時。入場無料。雨天決行。低出生体重児の写真などの展示もある。連絡先は法人のメール ubuntu.sendai@gmail.com