奈良県五條市西吉野町にある「賀名生(あのう)梅林」は、ここ数日の暖かさでいっきに梅花が開き丁度見頃でした。(2022年3月16日)
今回は、雲海のように梅花がほころぶ「賀名生(あのう)梅林・2022」について紹介したいと思います。
明日香村から車で約1時間程にある「賀名生(あのう)梅林」は、毎年訪れています。今年も、純白や淡い紅色の2万本もの梅花が咲き、雲海のような幻想的な風景が広がっていました。
「賀名生(あのう)」という地名は、南朝時代に付いた由緒あるものです。
この場所は、1348年「後村上天皇」が吉野より難を逃れ、ここにお入りになられました。さらにこの邸宅は、「後亀山天皇」の皇居と伝えられているようです。今なお当時の面影をとどめる屋敷は、全国でも最古に属する民家で重要文化財に指定されています。
雲海のように梅花がほころび、ほのかな香りが山々を伝うように漂ってくる「賀名生(あのう)梅林」は、まるで「桃源郷」のようでした!
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