IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

郷愁のおばさん二人中国紀行(59日目)

2008-09-06 10:15:53 | 旅の足跡

1986年9月6日(土)
―上海へ―

タクシー代(ホテル~空港) 10元
地図 1元
タクシー代(上海空港~ホテル) 14元
宿泊代2日分(和平飯店) 680元
軟臥列車代(上海~北京) 339元8角
シャンプー・リンス・洗剤 21元6角
夕飯代 35元9角
(レート 1元=約42円)

CAACの集合時間が早くて、市内循環バスの始発でも間に合わない。
そこで、昨夜のうちにタクシーを予約して置いた。
どうかなぁ・・・ちゃんと来るかなぁ・・・と、多少の不安も有り・・・が、ぴったり予約時刻にやって来た・・・やれば出来るじゃないの!

腹を壊してすっかりへたばっている日本青年に、空港への同行を求められる。
いいよ、いいよ・・・ついといで!

空港ではあれやこれやの手続きを経て、機上の人となる。
シートベルトを締めると飛行機は動き出し一気に高度を上げてゆく・・・う~ん、旅も終ったなぁ・・・いろんな事に出会ったし・・・Oさんには本当に申し訳なかった・・・自由旅を少し安易に考えていたかも・・・だけど、こうして無事に上海にたどり着いたのだから良しとしなければ・・・でも、悪かったなぁ・・・とさまざまな思いがよぎって来る。

昼食が出る頃には、機内が蒸し暑くなってきた。
ウルムチから着てきたダウンジャケットを脱ぐ。
上海は、再び夏・・・否、まだ夏。雨が降っており、蒸し暑さで息苦しい感じがする。
せっかく上海に来たのだから、本日の宿は、かの有名な「和平飯店」にしようと、タクシーに乗った。
どこもかしこも工事中で、空港から市内へはすばらしいハイウェイをドライブ。

和平飯店に着いた。
ツイン、バス・トイレ付(一流ホテルなのだから当たり前なんだけれど)、クローゼット、次の間も付いて一泊340元と超豪華版に決定する。
服務員(制服姿のボーイさん)が部屋に案内してくれるのだが、お客(我等です)ときたら、服は薄汚れ(洗濯はしてますよ)、顔も日焼けして真っ黒け、おまけに荷物は泥だらけ・・・ちょっとホテルの雰囲気に合いませんねぇ。
うつむき加減に服務員の後を歩いていく。
案内されたのが8階で、欧州趣味のしっとりとした部屋。
我等は早速風呂に、いえいえ、バスルームでゆったりと湯に浸り、シルクロードの汗と誇りを洗い流した。
淡いピンク色に統一されたソファーに横たわり、窓からはネオンに浮かび上がった黄浦江を見下ろした。
さながら絵葉書の世界・・・我等だって、贅沢するに時は、きっちりと贅沢をするんです。

和平飯店にあるCITSで北京行列車の切符をとる。
9月8日便だ・・・Oさん、ごめんなさい・・・Oさんは6日に北京を発っていた。

コメント
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