我家でも、一番日当たりの悪いところにある「梅の木」に、他の木よりも先に、花が開きました
昨年、切ってしまうかと思ったものの、面倒だから捨て置いたのですが、それを感じたこの梅の木が、意地を見せたのでしょうか・・・
日当たりが悪いのに咲き始めた「梅」に触発されて、打ち捨てていた「畑」に耕運機を入れた。
基本的に、農作業は嫌いなほうである(嫌いなものだらけではあるが・・・)。
今までは、母が懸命に続けていた畑を、草茫々にすることが出来なくて、母の手前、義理も義理、大義理で、細々、ノタノタと引き継いでいたが、もう、その義理も果たした(つもり)から、今年からは放棄しようと考えていた。
近隣の田圃では、田植えの準備(土起こし)を始めているのを見ても、気持は変わらないでいた。
たまたま、日陰で咲く梅の花を見つけた時、「ああ、何も手を下さなくても、季節はやってくる」と、やけに哲学的(否、自然科学的かな?)な思いがよぎった。
そこで、畑に出かけて、つらつらと、草が目立ち始めた地面を見ていたら、「もう一年、やってみるかなぁ・・・」と思い直したという訳でして。
丁度、甥が耕運機を使っていたので、そのまま、おいて置くように頼んでから、再び、家に戻り、「石灰」を持ち出して、畑に振り撒いた。
本来の方法は(何日かは置いてから?)知らないが、私は、すぐその手で、耕運機を動かし、土を起こした。
ま、気分が変わらない内に・・・という定石手段なのである。
土を起こしながら、今年一年の事ならば「一応、ジャガイモでも植えようか」と決めた。
「ジャガイモ」は連作が出来ないから、この場所は来年には使えないという事も考えている。
つまり、来年は、正々堂々、農作業をしない言い訳が用意された訳である。
実際は、来年の事は来年に考える事なのだから、これは決定では無いが、今年の農作業は、こんなイイ加減な出だしから始まった。
畑の隅には、毎年、たくさん実が生って、処理に頭を悩ませる「梅の木」が、今年も、たくさんの花を付けている。
この梅の処理手段は、今年からは、妹がすることになった。