「コガクウツギ」だと、思っています・・・荒れた竹藪の中にありますが、束の間、優雅な気分にさせてくれます。
昨日の新聞で、74歳女性の投稿された文の中に、「傾聴ボランティア」をしていると載っていました。
お年寄りの話を、じっと、聴いている・・・という事と思います。
知人にも、このボランティアをしている人がおりました(数年前に聞いた事だったので、現在も続けているかは分かりませんが・・・)。
知人は、ホントに、良く出来た方(お世辞ではありません)で、他人を怒らせる事なんて無いのだろうと思える程、穏やかな人なのです。
きっと、打って付けの活動だろうな・・・と、納得していました。
他人の話を聞きたくない私には、絶対(世に絶対は無いと言いますが、この件に関しては、絶対です)出来ない事だと確信出来ます。
仕事も辞め、母の介護も終わり、何の拘束も無い時間が余る程ある現在、私は、何をすべきなのだろうか・・・と、よく、考えます。
年一回だけの「ごみ拾い」と、年二回(草取り・水遣りを含めると年間15回程)の花壇植替え・・・「ボランティア」等とは言えない程度の事に行き詰っているのです。
ある人から、「お金を貰わない仕事なんて馬鹿らしい」と言われた時、「ボランティア」は、金銭の問題で無く、心に余裕が無いと無理なんだと思いました。
余りある時間を退屈しながら過ごしている私自身、目的(生き甲斐?)を見失っているのですね、心に余裕が無いのです。
「ボランティア」を楽しんで・・・という気持ちと、仕事を受けた以上は責任がある・・・という気持ちがせめぎ合っています。
大体は、「責任」が優先します。
多分、まだ、「仕事に係わりたい」という思いに、未練があるのかも知れません。
もう70代は目の前です。
冒頭の女性のように、私にも、気負わないで出来る事はあるのでしょうか・・・
あまりにも、「自由」過ぎるから、こんな事で、悩んでいられるのです、そう、実感しています。
正真正銘の「ウツギ」です・・・蕾から開花するまで、結構、楽しめる花ですよ。