「花しょうぶ」の周囲では、田圃に水が引かれ、そこここで田植えが始まって来た。
私の子供時代には、「田植え」は一家総出の一大行事であったが、現在は、機械で作業するから、何時の間にか終わっている・・・これで良いのかなぁ・・・って、時折、思う事もあるが、まぁ、農作業をしない人間の勝手な思いでしかないのだろうね。
6月・・・和暦(旧暦)の「水無月」は、新暦では、6月では無く7月に該当するようだ。
梅雨の時期なのに、何故、「水が無い月」という訳が知りたくて、ちょい、ネットを覗き見したら、「無」は「の」と言う意味を持ち「水の月」という解釈が有るらしい、それと、水が無いから「水無月」だとする説は、田に水を引くため、それ以外の水が無い、暑さで水が干上がってしまうから水が無いという解釈も有るらしい。
何れにしても、「田植え」に重なる表現であり、旧暦が農作業から来ているという証拠なのだろう。
今朝、友人から電話が来て、「知人の庭に野菜を植えようか考えてるが、今、農作業をしている?」と聞くから、「耕運機で土起こしとか草取りで、直接、野菜などの世話はしていない」と答えた。
理由を聞くと、知人の庭に花を植えて手入れをしているが(知人は、多分、興味が無いのだろう、手入れをしないのだそうで)、知人の旦那が野菜を植えれば育てがいがあると宣うので、何を植えたらイイか聞こうと思って・・・だと言う。
「今から夏野菜を植えるのは時期的に遅いし、それより、庭を畑として使用するなら、まず、土を改良する必要がある。穴を掘って植えて肥料しても、それこそ、育てがいなんて期待できない」と忠告した。
私だって、イイ加減を基調にしてはいても農作業など何も知らないから、周りの諸先輩のご指導と見様見真似で、どうにか形になっているだけで、簡単に出来るとは思っていない。
友人に、野菜がイイと言う旦那に、畑にして貰いなさいよ・・・と、極、私的なご指導した、ホンネは、関わりたくないからなのだが、多分、友人は旦那には言わないだろうと思う。
コロナで空いた時間を、花や野菜作りなどを始める人があると聞くが、我が家の放置した畑(現在、数本の果樹を植えた)を借りて、作物を作りたいと言う人が現れて、姉(地主)としては本来は、もう、放置したまゝにして置きたいけれど、断り切れなくて貸す事にしたと言う。
以前、私の友人が作っていた時は、殆ど土作りをしなかったから、パサパサの土になってしまったが、今度借りる人が、どの位の手入れをしてくれるのか、あまり、期待はしない、ただ、既に植えてある果樹の根を痛めないように・・・だけ伝えたと言う。
まぁ、農業に限らないけれど、「言うは易し、行うは難し」である事は、間違いないだろうな・・・。
「水無月」から始まって、「最近の農業」に至るまで、何もしない人間(私)が、イイ加減な思いに浸っている・・・つまり、「暇だ」という事。