IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

二足力の散歩で見つけるものは・・・

2011-11-06 13:16:53 | この頃思う事



伊豆天城山を源にし、田方平野を貫く狩野川に、時折、「シラサギ(と思うのですが)」の群れが羽を休めている
・・・人間の入らない空間はとても静寂だ



基本的に、二足歩行の移動が好きなんです。
大都会東京の街でも、我が田舎の農道での散歩であっても、ぶらぶら歩きながら、頭(心?)をよぎる、とりとめの無い思いに没頭している時間が心地よいのです。
だから、あまり、目の前の景色は、見ているようで見ていないというのが事実かも知れません。
よく、「街で見かけたのに知らんぷりしていたね」なんて、言われます。
ゴメンナサイ、知らんぷりではなくて、全く、気が付かなかったんです。
そんな時は、あちらの世界に行っているのかも・・・。

たまに、「えっ?」と、この世に引き戻される出会いもあるんですよ。
前の晩に、駐輪場に置いてきた自転車を、翌朝、引き上げに出かけた時(当然歩きです)、ぼんやり頭で川中に目をやると、なにやら白いものが・・・立ち止まって、目を凝らすと「シラサギ」の群れが、じっと佇んでいる(表現が不適当かも)のを見つけたのですが、その姿が、凛としていて、且つ、静寂。
引き込まれて、しばらく見つめていましたね。
目を逸らした一瞬に、パァーと散らばる白いものを感じて、振り返ると、「シラサギ」の群れは飛び去り、後には数羽のカラスが・・・。
数分の経過の中に、「シラサギ」と「カラス」のドラマを見つけました。
この出会いは、二足力移動の特権だと思っています。



雨が上がった山道で、私の影を見つけたのか、大急ぎで道を横切る「サワガニ(ですか?)」の後をしばらく追いかけました



足下を見つめるのみで、息を切らせ喘ぎながら、ひたすら上った坂道で出合えたのは、桜葉の紅葉でした

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天空の村「下栗の里」ってご存知?

2011-11-03 17:50:00 | この頃思う事



里を見渡す「ビューポイント」から・・・場所が狭いので、ポスターと同じショットです。



ともかく、思い立ったらどうしても・・・という友人から電話が入ったのは10月31日。
「11月2日に長野に行かない?」、「えっ、何?」。
つまり、長野県飯田市近くに、「日本のチロル」「日本の原風景」と呼ばれている「下栗の里」にドライブするから一緒に行こう。
で、泊りの旅が出来ない私のために、朝6:00三島を出発し、6時間あまり中央高速を突っ走り、現地で昼食、そして、6時間かけて三島着PM9:00の旅をしようと言うのだ・・・紅葉も綺麗だと思うよと告げられた。
「フーム・・・日本の原風景ねぇ・・・ここ(我が故郷)だって、結構、日本の原風景だけれど・・・」。
結局、「紅葉も綺麗かも」に惹かれて行くことにした。
我が家を出るタイムリミットはAM5:20・・・朝・昼・晩の3食分を作る時間と、自分の支度に掛かる時間を逆算すると、4時には起きなければならない・・・という事は、ご飯はAM3:30に炊き上がっていなければ・・・あれこれ考えるに、ついに、寝ることを止めた。
ボンヤリ状態の中、DVDで映画を見ているうちに、ふっと寝入ってしまう・・・はっと、我に返り時計をみる・・・ようやく4時になったが、辺りは真っ暗!
基本的には、いっぱい手抜きをした食事をつくり、大急ぎで身支度をした時には、5時を回っていた・・・まだ、夜は明けていない。
明日は、我が地元の秋の祭事があり、その支度で大忙しの家族に送ってくれとは言えず(案外、気が小さいので)、暗闇の中、自転車で駅に向かった。

「日本のチロル下栗」は、確かに天空の里であった。
でも、とても不思議だったのは、最初にここに住んだ人、どうして、この地を選んだのだろうという事・・・で、とても博識な会話をされている近辺の方に聞いてみた。
彼曰く(彼の地の生まれだそうで)、「静岡県の方から、住める場所を求めて辿り着き、この地を耕し落ち着いた」のだという。
思わず言ってしまいましたね・・・「静岡県人には、そんな勤勉な人はいません!」・・・てね。
この説、どちらが正しいのか判る方、いらっしゃいますか?

ま、それはひとまず置いておいて・・・人間は、どこにも住めるものなんだ・・・と、しみじみ感じた一日でした。
あぁ、そうそう、紅葉は部分的に綺麗なところもあったけれど、色付き具合はイマイチで・・・残念!



  


コメント (2)
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