伊豆天城山を源にし、田方平野を貫く狩野川に、時折、「シラサギ(と思うのですが)」の群れが羽を休めている
・・・人間の入らない空間はとても静寂だ
基本的に、二足歩行の移動が好きなんです。
大都会東京の街でも、我が田舎の農道での散歩であっても、ぶらぶら歩きながら、頭(心?)をよぎる、とりとめの無い思いに没頭している時間が心地よいのです。
だから、あまり、目の前の景色は、見ているようで見ていないというのが事実かも知れません。
よく、「街で見かけたのに知らんぷりしていたね」なんて、言われます。
ゴメンナサイ!、知らんぷりではなくて、全く、気が付かなかったんです。
そんな時は、あちらの世界に行っているのかも・・・。
たまに、「えっ?」と、この世に引き戻される出会いもあるんですよ。
前の晩に、駐輪場に置いてきた自転車を、翌朝、引き上げに出かけた時(当然歩きです)、ぼんやり頭で川中に目をやると、なにやら白いものが・・・立ち止まって、目を凝らすと「シラサギ」の群れが、じっと佇んでいる(表現が不適当かも)のを見つけたのですが、その姿が、凛としていて、且つ、静寂。
引き込まれて、しばらく見つめていましたね。
目を逸らした一瞬に、パァーと散らばる白いものを感じて、振り返ると、「シラサギ」の群れは飛び去り、後には数羽のカラスが・・・。
数分の経過の中に、「シラサギ」と「カラス」のドラマを見つけました。
この出会いは、二足力移動の特権だと思っています。
雨が上がった山道で、私の影を見つけたのか、大急ぎで道を横切る「サワガニ(ですか?)」の後をしばらく追いかけました
足下を見つめるのみで、息を切らせ喘ぎながら、ひたすら上った坂道で出合えたのは、桜葉の紅葉でした