こんなに流行る前から、すごく好きで読んでたのに。
あれは一昨年の小笠原。
台風のせいで避難所行きになり、そこでヒマつぶしに読んでいた。
な、なんだこれ？！せつなすぎるぞ！！
て、ことでハマったのでした。
最後のセリフがいいなー。
僕は 君を 好きになってよかった。
実らなかった恋に、意味なんてあるのかなあって。
失くなってしまったものは、何もないってことと、
どう違うのか？
それって難しいよねー。
けれども、この想いがあるからこそ。
そこに意味があるんだと。
何もないこととは違うんだって。
そういう意味かなあと。
うちは「好きになってよかった」って言ってもらえるのだろうか。
そんなことを、ふと考えた。
うちは相手に何をしてあげられただろう。
何をあげられただろう。
仲が良かった頃は、相手も幸せだっただろうか。
じゃあうちは？
別れてよかったって思った。
もうどうでもいいって思った。
ほんとくだらないって思った。
それは事実。
けれども、感情論だった。
確かにそうは思うのだけれど、それがすべてじゃない。
結果がすべてじゃないよね？
きっとそこも考え方が違うのだろうと思う。
でもうちは。
結果じゃないと思う。
ちょっとの間でも、本気で好きだった。
ずっといっしょにいたいと思った。
いっぱいドキドキした。
いっぱい泣いた。
いっぱいいっぱい幸せだった。
それが、すべて。
ほんとに最低だって思ったよ？
でもそれでも、いろんなことを教えてくれた。
冷たいと自分で言っていたけれど、
あったかい人だった。
強そうにしてるけれど、ほんとは弱い人だった。
うちは初めて男の人を守ってあげたいって思ったよ。
ありがとう。きっと忘れない。
うちは あなたを 愛してよかった。
