だってうちがこれだけ言ってもだめだったんだから、もうしょうがない。
きっとこれでよかったんだ。こうなる運命だったんだよ。
少なくともうちはむこうが別れを切り出すまでは、すごくすごく幸せだったし、
もしかしたらうちのことはもう好きじゃなくなってたのかもしれないけど、
そんなことは言わず、むしろ否定してたし、信じよう。
だいたいそうだったらそう言うやつですよ、あいつは。
そうやって考えたら、ある意味これは幸せな別れなのかもしれないよ。
考え方が違うから、傷つけあってぼろぼろになって
別れてたかもしれないんだし。
それでも納得いかないし、やりきれないけどね。どうしても。
これからはいちばん事情を知っている良き友人として、
助けてあげられたらいいな。
支えてあげられたらいいな。うちがそう思ってることも言ったから、
きっと大丈夫。
でもやっぱりまだ好きだから、むこうはこんなこと望んでないけど、
これからのうちはむこうのことちゃんと見守って、
少し落ち着くまで待っていたいです。
ばかだね。
今日富澤さんとお話して、おまえは相手のことをそれだけ
想ってあげられるなんて、いい女だなって。きっと大丈夫だよって。
想っていられるだけ、想ってあげたらいいって言われました。
今日マダガスカルに行ってしまう水田さんのお見送りに行きました。
明日は中間発表もあります。
うちがどんなに悲しくて、つらくて、苦しくても、
こうして毎日は流れていくんだ。
そしてうちは1人じゃないんです。
事情を知ってても知らなくても、元気がないうちを見て、
心配してくれる人がたくさんいるんです。
だからがんばらなきゃ。
思ってたことを言ってむこうを困らせてしまったけど、うちはすっきりした。
それくらい許されるよね?ごめんね。困らせて。
うちがんばるからさ。少し落ち着いたときに、うちのこと想ってくれたらいいな。
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