亡くなった。
古い考え方で凝り固まった頭で
いつまでも長男制度が主体で
いつもは弟ばかり大事にして、
それなのに、何かってときは
初孫のうちに会いたがる。
1号を生みに帰ったときも、
昔の慣習を振りかざし、
筋が通らないことはいかんって
妊婦に怒鳴り、
ほとほと嫌気がさしていた。
とはいえ、かわいがられて
大事にされていたことも
たしかなんだ。
とにかくみんなで実家へ。
すごい夏雲。
待ってるみたいだ。
なかなかの強行軍だったけど、
いろんなことが無事に済んで、
まあよかった。
もうじっちゃんの作った
すいかが食べられないのか。
と、思ったら、やっと
涙が出た。
どうか安らかに。
