赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

西沢杏子さん新刊

2011-12-21 09:04:54 | 日記
昨日は、ほんとうにひさしぶりに西沢さんとランチしました。
わたしは、ピアスの星の新刊をわたし、西沢さんの絵本と交換してきました。
西沢さんの絵本、『はじめまして! こうていペンギン』チャイルド本社 は、とてもよくできてきます。ペンギンの第一人者、上田一生さん(ペンギン会議研究員)さんが監修にあたっていて、こうていペンギンのことがとてもよくわかります。
そして、西沢さんが選んだ写真がまた、かわいらしい!
最後に等身大のペンギンの大きさがわかるしかけになっているのが、また、よくできています。こうていペンギンって、大きいんですよ。
時間をかけて選び、調べ、つくられたそうです。
ペンギン好きな方は、必見ですよ。

写真は、西沢さんからプレゼントされた花束です。

工藤純子さん、新刊

2011-12-19 21:39:47 | 日記
工藤純子さんが『モーグルビート』再会を出版されました。
10月にだされた作品の続きの物語です。今回も、加藤アカツキさんの絵がすてき。帯には、上村愛子さん推薦の文字が大きく書かれています。

工藤さんは、モーグルをかなり勉強されてかかれたようです。テンポよくすすむストーリーの中で、他のスポーツものとちょっと違うなっと感じたのは、モーグルが採点競技であるというところ。フィギュアもそうですが、審査員、審査方法によって、結果が左右されることになります。そのあたりのことが、ストーリーにうまくからんでいます。

主人公の一子は、モーグルで「てっぺんを目指す」のですが、そのてっぺんというがどこにあるのか、ストーリーの中で悩みます。
 試合で勝つこと、メダルととること、それとも??

このてっぺんの目指し方、もしかしたら、工藤純子さん自身も作家として、どんなてっぺんを目指すか、考えたことがあるのではないでしょうか?
売れる作品、子どもが喜ぶ作品、評論家の目にとまる作品、賞の候補になる作品、そして、自分が満足する作品??
わたしはよく迷います。
もちろん、全部、あわさればいいのだけれど、それはなかなかむずかしい。
けど、わたしの場合は悩んでも、それほど器用に書けるわけではないので、結局は、自分が書けるものを書くというところに落ち着きます。

さて、そんな深読みをしてしまうほど示唆にとんだストーリー、ぜひ、みなさんも楽しんでください。



ほっと文庫

2011-12-14 15:17:48 | 日記
最近、半身浴にこっています。冷え性にいいからと。
最初は、半信半疑でした。だって、さむそうだもの。
けど、体を半分だして、お風呂で本を読みだしたら、これがなかなかいいの。本が読み終わる頃には、首筋に汗が。
昔は、肩までちゃんとお風呂につかりなさいと言われましたが、今は、肩をだして、心臓に負担をかけず、ながーくはいるのが芯からあったまるこつだと言われる時代です。

そんな時代にぴったりの本がでました。ほっと文庫。角川文庫とBANDAIがつくっている小説プラス入浴剤がついた、文庫。わたしが買ったのは、『郵便少年』森見登美彦。39ページの小さな文庫に入浴剤がついて、399円です。

ちょうど半身浴で一冊読める長さ。安いし、かわいいし、全部そろえてしまいそう・・・
そういえば、本だけでなくて、おまけで売るのがこのごろ多いと思いませんか?
バックや調理器具や腰痛用の枕など。これもそのたぐいのひとつかも! 素直に作戦にのせられて、買ってしまいました。
でも、満足なのは、郵便少年という短編がおもしろかったから。小3の主人公で児童文学の香りもしていて、読んでよかったと本を閉じられました。
おまけを考えなきゃ、本が売れないというのも、悲しいですけれどね。


写真は冬の花、シクラメン。昨日、届きました。
わたしは、ポインセチアよりもだんぜんシクラメン派。ポインセチアは、どこか造花っぽくて。みなさんは、どっち派でしょう?

落語が静かに熱い!

2011-12-13 08:49:18 | 日記
落語ブームといわれて、もう、かなり続いています。けど、このブーム、静かなブームで、落語好きにしかわからないみたい。寄席などに行くと、混んでいて入れないとか、以前では考えられないことがおきています。志の輔落語も、今年はチケットがとれませんでした。
小説の世界でも落語を題材にした破天荒な話がでていて、これがおもしろい。
とくに田中啓文の笑酔亭梅寿謎解噺はシリーズで続いていて、最新刊5巻目も『ハナシはつきぬ!』もおもしろくて笑いころげました。

漫画の世界でも、落語を書いてみないか?という話はもちあがっているようで、『じょしらく』の第一巻プレミアム版CD付きというのを買ってしまいました。女子が落語をする話かと興味をもったのですが、楽屋でただ、ただ、ゆるーく話をしているだけ。ギャグは満載でも、落語とは関係ないようです。
原作が、『さよなら絶望先生』の久米田康治なので、そのノリと思って読めば楽しめます。

おまけの、プレミアムCDのガールズ落語は、ちょっと笑えました。

平和で豊かな今の世の中、何が怖いって空気が読めない人ほど、怖いものがありません。という流れの「まんじゅうKY」

オタクで女子漫画のキャラが好きで、生まれた子に好きなキャラの名前を全部つけてしま
うという「二次限無」←にじゅげむ
発想が楽しい。楽語っぽくはないけれど、一応のサゲもあって、たっぷり笑っちゃいました。

『ピアスの星』見本ができました!

2011-12-10 10:08:24 | 日記
昨日、公文出版に行って、ピアスの星を受け取ってきました。
レースにふちどられた表紙は、とてもきれいです。そしてまた、お話しの世界をよくあらわしています。


見返しなども、細かいところまで神経をつかった丁寧な装丁は、中嶋香織さんの手によるもの。最初、刺繍をどうするのかと思ったのですが、見事にまとめあげてくれました。

昨日は、お世話になった方々にごあいさつをして、本をだきしめるようにして帰りました。朝は、雪がふって寒かったのですが、お昼すぎは、冬のすきとおるような青空がひろがっていました。電車のホームにいる女子学生の「ねえねえ、わたしの本見て」って思わず話しかけたくなる気分でした。(もちろん、それは、ぐっとこらえてしませんでしたが……)

本の発売はもう少し先で、ピンクの帯がつきます。
また、刺繍のtamaoさんがイベントなども考えてくださっているとか。
お忙しいのに、うれしいことです。
そのtamaoさん、今日、明日、デバートでてぶくろのフェアがあるそうです。
興味がある方、ぜひ、tamaoホームページを見てください。