恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

開花、そしてお別れ

2005年03月31日 | 日記とか
暖かくなってきた今日この頃、ついに桜が開花したそうで。
なんで東京の開花宣言目安が靖国の桜なんだろう、というのは置いといて、
本日を持ちまして2004年度も終了という節目なんですね。
春の代名詞である桜が咲く頃、人は別れと出会いの二つを経験します。
で、私のアルバイト先である珈琲店でも今日をもって二名ほど去って行かれました。
私もかれこれこの勤め先で三年ほど勤めているわけですが、
この両名は私が勤め始める遥か前から勤めておられた古参中の古参。
少なくとも私は毎日ではないものの、この三年間の苦楽を共にしてきました。
三年間といえば中学校や高校の1クールに匹敵するわけですから、
今日という日を迎え、私以外のスタッフの感慨もまたひとしおです。
この両名のため、数日前に送別会を催したにもかかわらず、
さすがに最後の勤務日を迎えた両名の方々の心情は推し量ることが出来ません。
涙あり、笑いあり、無事二人の門出を祝えたのであればこれに勝る喜びはありません。

別れに付き物なのはやはり涙なのですが、私はとんと縁がありません。
中学校の時の卒業式でもかなり感極まって涙を催したこともありますが、
その後に待っていた校長のつまらない長々とした話で一気に萎えたのが最後で、
とりあえず人の目を憚らず涙するという経験はあまりなかったといえます。
考えてもみれば今生の別れという程のものでもないっていうこともありますが、
結局のところ私が感情を表に出すということが苦手なこともあるんです。
根っからの不器用人間である私は今日でも思うことがあって別れ際は、
個人的にもなかなか感極まったものがあったわけですが、
どうしても人前で涙を見せることが美徳に反するとかいう理由で、
グッとこらえて馬鹿なことをいったりして誤魔化してしまうんですね。

加齢と共に涙腺はどんどん緩くなっていくという話を聞きますが、
まぁそれも私にも当てはまることなんでしょうが、
それにしてもこのところ涙にはとんとご無沙汰気味です。
ひょっとしたらこの後別れ際に戴いた手紙で久々に涙とご対面、
という風になるかもしれませんがね。

今日をもって去り行かれたお二人の今後のお二人の活躍をお祈り申し上げます。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (藤堂隆道)
2005-04-01 01:19:21
俺の妹が死んだときに泣いてただろうが
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Unknown (JAKO)
2005-04-01 02:16:18
そういやそんなこともあったな。

それも今にして思えば過去の話しだし、

なんというか別格扱いなので何とも言えませんね。

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Unknown (藤堂隆道)
2005-04-01 03:22:13
明日の俺が、今日の俺より優れた人間でありますように
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