Curiosityは、多くの機器(約75kg)を使って、下記の目的を達成する為の調査を実施します。
1.火星にかって生命が誕生したか?
2.火星の気候の調査
3.火星の地質学的調査
4.有人探査のための準備
下記にCuriosityの装備を紹介します。
分析機器は、4つのカテゴリーに分けられます。
1.遠隔測定機器(マストに設置)
Mastcam (Mast Camera)
ローバーの視点で火星の土地のカラー画像およびカラービデオを撮影します。
ChemCam (Chemistry & Camera)
7m離れた目標物をレーザーで蒸発させてその元素組成を測定することが出来ます。
2.接触測定機器(ロボットアーム先端に設置)
APXS (Alpha Particle X-ray Spectrometer)
目標物の表面に接触させて岩や土中のNaから重元素まで分析します。
MAHLI (Mars Hand Lens Imager)
ロボットアームの先端に取り付けられており、調べたい岩石等の近接写真を撮ることが出来ます。
3.成分分析機器(ローバー本体に設置)
CheMin (Chemistry and Mineralogy)
X線回析分析と蛍光X線分析を備えた分析機器で、鉱物の同定と定量を行います。また、Mg以上の元素の検出を行います。
SAM (Sample Analysis at Mars)
固体のサンプルと大気などガスのサンプルの分析が出来ます。
4.環境測定機器
RAD (Radiation Assessment Detector)
Curiosityが受ける高エネルギー放射線をすべて測定し識別出来ます。
DAN (Dynamic Albedo of Neutrons)
水、氷そして鉱物中の結晶水を見つけることが出来ます。
REMS (Rover Environmental Monitoring Station)
大気の風速/風向、気圧、相対湿度、気温、地熱および紫外線を測定します。
MARDI (Mars Descent Imager)
着陸のための降下中にCuriosityの着陸地点を詳細に撮影します。
この他に下記のものがあります。
MEDLI(Mars Science Laboratory Entry Descent and Landing Instrument)
Curiosityが火星大気圏突入後に受ける熱と圧力を測定します。
UVsensor
Hazcams(Hazard-Avoidance cameras)
Navcam(Navigation Camera)
HazcamsとNavcamについては、こちら
搭載カメラ17台の機能については、こちらが良くまとまっています。