Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

SEA & FSIJ 合同フォーラム (9/14) のお知らせ

2006-08-29 | Software


開 催 案 内
SEA & FSIJ 合同フォーラム
~オープンソースERP「ERP5」によるビジネスとテクノロジー~

主催
  ソフトウェア技術者協会(SEA)
  フリーソフトウェアイニシアティブ(FSIJ)


***************** 開 催 要 領 *****************

1. 日時: 2006年9月14日(木曜日) 18:30 ~ 20:30

2. 場所: 産総研秋葉原サイト 11F 会議室
千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル 11F
1101 室 産業技術総合研究所秋葉原サイト会議室

交通: JR秋葉原駅より徒歩1分

3. 内容

・テーマ: オープンソースERP「ERP5」によるビジネスとテクノロジー

話者: 奥地 秀則 (Nexedi)

企業をはじめとする組織の運営を支援する目的で生まれたERPは、オープン
ソース、および、より洗練された技術によって、新たな時代を迎えている。
本セミナーでは、ERPという概念の導入から、昨今注目を浴びているERP5
によるビジネスを概観し、さらに、数多くある技術的挑戦の中からERP5に
おけるデータ管理の技法について紹介する。

4. 参加費: なし

5. 定 員: 30 名 (先着順に申込みを受付け、定員になり次第、締切)

6. 申込み方法:下の申込用紙に必要事項をご記入の上、
SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office2006@media.osaka-cu.ac.jp>まで
E-Mailでお申込みください。
申込受付後のキャンセルは、原則としてお断りします。

尚、満員でお断りするなどの事情がない限り、こちらから参加申込の確認
等のご連絡を差し上げることはありません。

7. 今後のスケジュール

SEA & FSIJ 合同フォーラムは毎月開催しております。今後のスケジュール
は以下の通りです。いずれも場所は産総研秋葉原サイト11F会議室、時間は
18:30からです。

予定日時: 10月18日(水)、11月15日(水)、12月20日(水)

SEA & FSIJ 合同フォーラムでご講演をしていただける方を随時募集しており
ます。 応募ご希望の方は getsureikai-2006@fsij.org までご連絡下さい。
なお諸事情でご希望に沿えない場合もありますのであらかじめ御容赦下さい。

......................................................................
To: SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office2006@media.osaka-cu.ac.jp>
Subject: [参加申込]SEA & FSIJ Forum
--------------------
SEA & FSIJ 合同 Forum (Sep. 2006) 参加申込書

※氏名(ふりがな): ( )
所属:
連絡先郵便番号:
連絡先住所:
※Tel:
Fax:
※E-Mail:
※種別(該当欄を黒四角(■)に変更してください):
 □ FSIJ会員(正/賛助) (会員No. )
 □ SEA会員(正/賛助) (会員No. )
 □ OSSAJ会員(正/賛助) (会員No. )
 □ JLA会員
□ 一般
先頭に"※"がある項目は必須項目です。他はオプショナル項目です。
......................................................................
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夏休み読書週間 (2)  プロフェッショナル・サービス

2006-08-29 | Business
 最近、専門家によるサービス、プロのサービス、「プロフェッショナル・サービス」等について、考えさせられることが少なくない。
 ビジネスの世界でよくとりあげられる、プロフェッショナル・サービスは、弁護士、会計士、医師、建築設計士、経営コンサルタントなどの専門家、あるいは、ホテルやレストランなどである。
 私の生業としている、情報システムの構築やソフトウェアの開発は、医師や建築設計士と同じような側面と、コンサルタント的な側面があり、非常に複合的なプロフェショナル・サービスである。

 一冊目の「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」は、知人に紹介されて購入したもの。
 フィリップ・コトラー教授トーマス・ヘイズ教授ポール・ブルーム教授という、3人のマーケティングを専門とする有名教授の共著。訳書のタイトルに「コトラーの」とあるのは、まさにマーケティングの作戦か?
 また、タイトルに「マーケティング」とついているが、前半は、「プロ」としての心構えや基本的作法について、戦略の視点からまとめられている。「サービスの質」を第一のキーポイントとして挙げられている部分を読んで、改めて、自らのサービスに関して省察する良い機会となった。
 米国の、医療機関、会計事務所、法律事務所、経営コンサルタントなどを前提に書かれているが、ほんの少しだけ米国の事情を理解していれば、日本の場合におきかえても色々と参考になる。
 「プロフェッショナル・サービス」に分類されるビジネスを、生業としている方には、必読書として、特に推薦したい。

 二冊目の「上流顧客を満足させるプロフェショナルサービス」は、Amazon.co.jpで、他の本を物色していて購入したもの。
 筆者の酒井光雄 氏は、日本能率協会マネージメントスクールの講師等も務めるマーケティングコンサルタント。
 プロとしてのサービスのポイントについて、(顧客の)「感動」と「もてなしの心」の視点からまとめてている。単なる「プロフェッショナル・サービス」ではなく、「一流」のサービスをめざそうという方には、特にオススメの一冊。

 三冊目の「サービスの花道」は、地元の書店の店頭でみつけたムック。
 どんなサービスがダメか、サービスとはどうあるべきかを、各界のさまざまな人が述べている。サービスの、多様性、多角性、プロとしての心構えについてとても勉強になった。
 サービス業で、マネジメントに携わっている方に、オススメの一冊。


コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング
フィリップ・コトラー、トーマス・ヘイズ、ポール・ブルーム(共著)
ピアソン・エデュケーション

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目次
 プロフェッショナル・サービスのためのマーケティング
 プロフェッショナル・サービスのマーケティング―12のキーポイント
 良質なサービスの提供
 マーケティング活動の構築と強化
 マーケティング情報の収集と活用
 戦略計画と戦略的組織
 市場細分化、市場選択、市場への訴求
 顧客理解
 サービス・ミックス
 プロフェッショナル・サービスの価格設定
 サービスの利便性確立
 統合型マーケティング・コミュニケーション
 プロフェッショナル・サービスのオンライン・マーケティング
 顧客維持戦略と関係構築戦略
 プロフェッショナル・サービス・マーケティングの今後


上流顧客を満足させるプロフェッショナル・サービス
酒井光雄(著)
日本能率協会マネジメントセンター

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目次
 お客様が感動する瞬間
 サービスが高度化する時代のサービス
 リピーターをつくるハイエンドサービス
 ハイエンドサービスを実現するホスピタリティマインド
 一流のサービスマインドを発揮する方法
 一流のサービスを生み出すザ・リッツ・カールトンの人づくり


サービスの花道―特集好きなサービス嫌いなサービス

講談社

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特集
 私の好きなサービス嫌いなサービス
 客の心をつかむプロ達 
 
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夏休み読書週間 (1)  「失敗をゼロにする」のウソ

2006-08-21 | Mech Eng
 先週、オフィスの近くの本屋で購入した一冊。

 筆者の飯野謙次氏は、元GEのエンジニアで、スタンフォード大学のPh.D.取得。 失敗学会 の副会長、現在は、カリフォルニアのサンノゼで、 Sydrose LP という、コンサルや技術翻訳の会社を経営している。


 目次

 第1章 失敗に関する三つの教え
 第2章 信用と隠匿は表裏一体
 第3章 楽しく学べば身によくつく
 第4章 効率向上の工夫が効率を蝕む
 第5章 仕組み、からくり、物語
 第6章 失敗したら威張って組織を危機から救おう


 本書は、「人間は失敗するものである」「失敗はなくならない」ということを全面に押し出した上で、最新の知見をふまえてまとめられた、失敗学の入門書。
 個々の例示、エピソードにリアリティがありとても判り易い。また、全体に文章がとても読み易い。
 さらに、日米の、失敗についてのアプローチの違いや問題点についても判り易く解説している。
 

 失敗やその教訓、失敗と安全に関する教育に興味のあるすべての方に特にオススメする一冊。


「失敗をゼロにする」のウソ
飯野 謙次
ソフトバンククリエイティブ

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経営学の実践的臨床的研究方法

2006-08-07 | Business
 最近は、経営学系の本に目がいくことが多い。
 本書は、先週、Amazon.co.jp で他の本をさがしていて発見して、注文しておいたもの。水曜日に届いていたが、木、金と地方に出張していたので、読み進んだのは、週末になってしまった。

 本書は、東大で、経営学を講じている、藤本隆宏 教授 高橋伸夫 教授 らを中心にした研究グループの、Field-Based Research Method(FBRM)による、経営学研究法の指南書である。
 筆者らは、FBRMを習慣的に「実証研究」とよんでいるが、私のような他分野の者からすると、「臨床的」あるいは「実践的」というというイメージがある。

 全体に、筆者達自身が、実際にどのように研究を進めてきたが、どのように博士論文をまとめたり、どのように論文を発表したりしてきたかを、裏話もふくめて、非常に具体的に述べている。
 経営学以外の分野の学習者、研究者にもとても参考になるエピソード満載。
 第III部、第IV部は、普段私が考えていることが多数ふくまれていて、ちょっと驚いた。
 

目次

第1部 リサーチ・サイクルを回す:経営学研究法の基礎
 第1章 実証研究の方法論:Field-Based Research Method(FBRM)
 研究の技法
  1 アプローチの方法:ケース研究
   1 ケース研究の妥当性
   2 ケース研究のプロセス
  2 データを集める
   3 一次データの収集
   4 二次データの収集と活用
   5  インターネットを通じたデータ収集
   6 インタビューメモの作り方
   7 アンケート調査の設計・実施
   8 工場調査法
   9 資料の収集と分析
  3 データを分析する
   10 分析手法の見つけ方
   11 因子分析と共分散構造分析
   12 重回帰分析におけるモデル選択
   13 文献情報と内容分析

第2部 リサーチ・マインドを育む:研究プロセスに学ぶ
 第2章 ぬるま湯体質の研究ができるまで
      継続的調査からとらえた現象
 第3章 Product Development Performanceができるまで
      創発的研究の事例
 第4章 「日本企業の競争戦略」ができるまで
      理論と現象の往来による多様な研究の展開
 第5章 消費者行動のメカニズムを探る
      大量のミクロデータ分析の研究
 第6章 社史,伝記,回想録から一次史料にいたるまで
      中上川彦次郎と益田孝の「対立」をめぐる解釈の軌跡

第3部 リサーチを深める:リレー式講義
 第7章 研究テーマの見極め
 第8章 世界観の作り方
 第9章 研究と教育の両立

第4部 リサーチを発信する:海外ジャーナル投稿の基礎
 第10章 英文論文のすすめ


 経営学だけでなく社会科学系の研究や学習にかかわっている方、これから大学院で博士号をめざそうという方にオススメの一冊。

 私のような、学際的、複合的な活動、研究をしている者にも、とても役に立つ内容である。


リサーチ・マインド 経営学研究法
藤本 隆宏, 高橋 伸夫, 新宅 純二郎, 粕谷 誠, 阿部 誠 共著
有斐閣

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