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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 リーダ・デビューを飾る最高の御膳立て?!《ケニー・ギャレット(as)》

トニー・リーダスが破を掛ける。
ブッチ切りのスタート、最高に好イイ。
だが、W.ショウ・グループへの借リーダ作。
①『イントロデューシング』(84)
《Introducing/Kenny Garrett》
ケニー・ギャレット(as)、ウディー・ショウ(tp)、マルグリュー・ミラー(p)、
ナット・リーヴス(b)、トニー・リーダス(ds)。
YouTubeリンク》
とにかく格好イイ、トニーの1拍みのハイハット。
この1曲目、ギャレット・リーダ・デビューを飾る最高のお膳立て。
最高のサイドメンの段取りが、キウキ・ドキドキ胸が躍る。
 
しかし、このグループはウディ・ショウのメンバ。
ギャレットのためにお膳立てされた。というより借した格好だ。
リーダとしての機能は発揮されていないだろう。
だが演奏はイイ、バリバリにイイ。

ギャレットのアルトには特徴がある。
高域でも音質は硬く、ブッ太い音がき抜けていく。
フレーズが面白い。
「カクッ、クッ」とした音の流れを感じる。
こんな表現をするアルト屋は他に居ない。

もっと、多くのレコードを聴きたいが手に入らない。
サイドメン加入ものは多く聴くから、引っ張りダコのようだが。
リーダで力量発揮したレコードを多く聴きたい。
中古屋に持ち込む方が少ないのか?
ファンの方が多過ぎて、レコードラックに眠りっ放しなのだろう。
 

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