ジュエリーショップ ナーズ日記

~彫金父さんの物作りな日々~
ジュエリーショップNA'sのジュエリー制作を中心にしたもの作りの身辺日記。

ダイヤ付き18金リング

2010-08-11 | ジュエリー制作過程

左側の、リングとダイヤの覆輪枠は原型で材質はシルバー。
右側のセットはキャスト上がりの18金。
よく見ると大きさが違うんだよ。

  右側のほうが少し小さいかな?

このリングはほとんど変わらないけど、原型の大きなものほど
違いがハッキリ分かるんだ。
いつもの通り、まず湯口をカットして・・・
小さな覆輪枠の湯口もね。

  次は、鑢やリューターを使って皮をむく。

よく覚えたね!そうしたら1度全体を研磨して、
まず刻印を打つこと。NA's・K18・キャラ目を最初に入れること。
そのつぎに、覆輪枠に丸管をロー付けする。
これは、リング本体に取り付けるためのものだから
丸管の口(合わせ目)は閉じないように。
それを1度酸洗いして、本体の石枠のくびれた所に嚙ませて
口(合わせ目)をとじ、そこをロー付けする。


酸洗いをするとこんな感じになるよ。
でも、キャラ目の計算を間違えないようにしないとね。
3mmの直径のラウンドで、約0.12カラットあったので、
本体(リング)に付いているダイヤと合わせて
0.13を打たなければいけなかったんだ。

  間違えたんだ!

これはサンプルとして使うからいいの。それに、表示してるキャラ目より
実際の重量が重い場合は買った人としてはお得な感じでしょ?


電解(電解研磨)をして最後にダイヤを留めれば磨いて完成。

  ダイヤが変な方向じゃない?

大きいほうのダイヤは、小さなダイヤの周りをクルクル回る(動く)ようになってるんだ。
もちろん指の動きに合わせてね。

  動くの見たい!

 
 ここを見てね!





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