「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「いつも、いじってますね~」

2012年12月18日 | オーディオ談義

先日、我が家に試聴にお見えになったYさんが「いつも(オーディオを)いじってますね~」と仰った。おそらく、ときどきこのブログを拝見されているのだろう。

その口調から好意的な言葉だと受け止めたがよく考えてみると、自分ではありあまる自由時間に任せて好きなことをやっているので、これが当たり前だと思っているものの、はたから見ると何だかソワソワ浮き足立って落ち着きがないように映っているのかもしれないと思う今日この頃。

「音楽とオーディオ」は周知のとおり目的と手段の関係にあり、ある程度オーディオに区切りをつけたうえで音楽鑑賞に浸りきることがまっとうな姿でそれは分かっているのだが、オーディオに限っては手段と目的が混同してしまう罠に陥りやすいように思う。とにかく、どこかをちょっとでもいじると、音が変わるので実に面白くてたまらない存在。

とにかく、我が家では実験道具には事欠かない。

 ツィーターを(システムに)入れたり、外したりする。また、入れるときはコンデンサーをとっかえひっかえしてローカットの値を調整する。中域用ユニットのハイカット、ローカットも同様。

 SPユニットごとにアンプを使い分けしているため、ボリューム調整が必要となる。そこでアッテネーター3台とプリアンプを2台を選り分けている。今のところ低域にはアッテネーターを使用し、中高域にはプリアンプをあてがった方がふわっとした空気感が出てきて好みの音になる。

 真空管アンプが5台あるので、SPユニットごとに相性を確かめている。 

 真空管アンプは初段管や、ドライバー管、整流管、そして出力管によってコロッと音が変わるので、いろんな銘柄を挿しかえて楽しむ。

☆ オーディオ機器の電源コードや機器を結ぶ音声コードの銘柄によっても音が変わるし、もちろん相性も無視できないのでときどき入れ替える。また、電源については「200V→100V」やアイソレーション(CSE)の使用をアンプごとに選分ける。

ざっと挙げただけでも、以上のとおり。

しかし、システムが「自分好みの音」となって満足感を抱くようになるとあまり”いじる”ところが少なくなるようで、ちょっと淋しい思いがする。

実は現在のシステムがそういう状況にある。「AXIOM80」も、「JBL3ウェイシステム」「リチャード・アレンの20センチ口径フルレンジ」も、今のところ好調なのでそれはそれでいいのだがどうも一抹の寂しさを覚える。

        

このところ毎日の張り合いがなくなって、何だか魂の抜け殻みたいな状況に陥りつつある。どうやらオーディオは自己採点で70点ぐらいに留めておく方が楽しい面もあるようである(笑)。

さて、この辺で何か驚くような起死回生の手段がないものか。

あとは、Yさんがおっしゃるように音の入り口対策としてPCを利用し、CDを超える高音質とされる「ハイレゾ音源」(24bit/192kHz)の利用ぐらいだという気がするが、PCの深入りは正直言ってちょっと自信がない。どなたか手取り足取り教えてくれる人がいるといいのだが。
 

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