これまで、あの手この手でSPユニット、真空管アンプ、真空管などの入れ替えをしてきたが、上手くいった確率となるとどう「ひいき目」に見てもせいぜい半々ぐらい、かなあ・・。
最初のうちは「良くなった」と手放しで喜んでいても、時間の経過とともにしだいにアラが見えてきて「やっぱりダメだったか」・・、とまあ「ぬか喜び」に終わってしまう(笑)。
これまで数えきれないほどこういう経験を積み重ねてきたので、ことオーディオに関しては万事に懐疑的にならざるを得ない。
ただし、今回の「木製植木鉢」の活用に限っては違うような気がしている・・(笑)。
今のところ1週間ほど経つがいまだにアラが見えてこないし、ますます高揚感が増すばかり~。
これは本物ですぞ!(笑)
というのも、こうやって裸同然で鳴らすことによって新たな発見が次から次に得られるのだからたまらない。
つまり、箱に容れたユニットと容れないユニットでは様相ががらりと変ってしまい、後者の方がはるかに「素のままの魅力」を発揮してくれるのだ。
さらには、比較することでよりいっそうその差が際立つ。
たとえば、手前にある「スーパー10」(ワーフェデール:口径25cm)は、周波数レンジも音のスピードも言うことなしだが、グッドマン勢に比べるとどうもちょっと物足りない。
それが何かといえば「音楽性」ですかね・・。
「音楽性」って何?
これはもうそれぞれの感性の世界だから、言葉で表現するのは難しいが、あえて言わせてもらうと「低音とか高音とか、透明感とか奥行き感とかの音質に対する表現が思い浮かばない・・、まるでスピーカーの存在を意識させずに自然に音楽に没入できる音」としか、言いようがない。
改めて「グッドマン」のハーモニーの表現力に驚嘆した。
そして、「150マークⅡ」と「TRAXIOM」との比較に移るが、まったく似ているものの「オーケストラ」などの大編成には前者に軍配が上がり、小編成やボーカルなどは後者で、「大は小を兼ねる」からいけば、日常的に聴くのなら「150マークⅡ」かな~。
いやあ、「これこそ目指していた音だ、素晴らしい!」と、いつもの自画自賛(笑)。
ところで、あまりに気に入ったものだからつい増長してしまった。
というのも、良くなった原因の一つにはユニットをバッフルにネジで締め付けていないことにもあるんじゃないかな~。
で、さっそく「AXIOM80」の「復刻版」の方で実験してみた。
先ずは箱の内側にマウントしていた「AXIOM80」を表からマウントしたが、これだけで効果絶大のはず・・、さらにバッフルの4つの隅にネジを打ち込み、ユニットのネジ穴にしっかりと針金を取り付けて4隅のネジに針金を伸ばして巻き付けた。
画像を御覧になればだいたい分かりますよね。
さあ、音がどう変わったか・・、ワクワク、ハラハラだったが、悪くない・・確かに良くはなったものの、「労多くして功少なし」かなあ~。
もっと検討の余地がありそうで、とりあえずこの作業は「復刻版」だけに留めておくことにした。
そもそも現在「150マークⅡ」で腹いっぱいの状態なんだから、もっと腹が空いてきたときに取り組んだ方が良さそう・・(笑)。
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