見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

鎌倉で舞楽を愉しむ

2008-05-05 23:14:06 | なごみ写真帖
5月5日、鶴岡八幡宮では「菖蒲祭」が行われる。私のお楽しみは、東京楽所(とうきょうがくそ)による舞楽の奉納。炎天下で1時間も立ち見するのは、ちょっと辛い年もある。今年は曇り空で過ごしやすかった。



↓「北庭楽(ほくていらく)」。壱越調、中曲、早八拍子、左方の平舞、舞人四人。オレンジ色の袍(うえのきぬ)が、とてもきれい。裾の裏の紺色が見え隠れするのもセンスがいい。足首を飾るポンポンも可愛い。



↓「林歌(りんが)」。高麗平調、小曲、四拍子、右方の平舞、舞人四人。一見プレーンな装束には、背にも腹にも袖にも、ネズミの刺繍が! 甲(かぶと)も変わった形(紙製らしかった)。



最後の「長慶子」を聴かずに退席し、北鎌倉に急いだ。東慶寺の「仏像特別展」(15時30分まで)を見に行こうと思ったのだ。

そうしたら、建長寺の前の長寿寺が開いている! 思わず、ふらふらと山門を入ってしまった。これまで基本的に非公開であったが、耳に挟んだ会話によれば、とりあえず5、6月の金土日は一般公開の予定だそうだ(5/10は除く)。ひろびろした苔庭が美しい。足利尊氏の墓といわれる石塔にお参り。

結局、東慶寺の宝蔵公開には間に合わなかった。しょうがないや。尊氏公に引き止められたと思おう。
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